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『ジョーカー2』2週目の興収が歴史的急落…衝撃の81.4%ダウン【全米ボックスオフィス考】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月16日 20時2分

 先週末(10月11日~10月13日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ホアキン・フェニックス主演DC映画『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の興行収入の急落ぶりが話題となっている。1週目も下方修正された予想をも下回る興収3,767万8,467ドル(約57億円)と苦戦していたが、2週目はそこからさらに81.4%ダウンとなる700万2,654ドル(約11億円)だった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)

 ジョーカーが歌い踊るミュージカル展開から物議を醸すエンディングまで、特に前作『ジョーカー』のファンから否定的な意見が上がっている本作。シネマスコア社による出口調査に基づく観客評価は、アメコミ映画史上最低となる「D」だったため、2週目の興行も苦戦が予想されていたが、その通りの結果となってしまった。2週目の下落率では、昨年公開のMCU映画『マーベルズ』(78.1%ダウン)を抜いて最悪の記録となった。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の製作費は2億ドル(約300億円)といわれている。

 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が苦戦するなか、もう一人のピエロは大躍進した。考えうるなかで最悪の方法で人々に死をもたらすピエロ、アート・ザ・クラウンの凶行を描くホラー映画『テリファー』シリーズ第3弾『テリファー 聖夜の悪夢』は、興収1,892万8,113ドル(約28億円)で首位デビュー。こちらの製作費は200万ドル(約3億円)だった。(編集部・市川遥)

10月11日~10月13日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『テリファー 聖夜の悪夢』
2(2)『野生の島のロズ』
3(3)『ビートルジュース ビートルジュース』
4(1)『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
5(初)『ピース・バイ・ピース(原題) / Piece by Piece』
6(4)『トランスフォーマー/ONE』
7(19)『サタデー・ナイト(原題) / Saturday Night』
8(初)『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
9(初・再上映)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
10(初)『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』

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