実写ドラマ版「ウイングマン」は特撮ネタ山盛り アクションは王道ヒーロースタイル!
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月19日 8時12分
人気漫画家・桂正和のヒーロー漫画を藤岡真威人主演で実写化した、連続ドラマ「ウイングマン」(テレ東ほか10月22日スタート・毎週火曜深夜24時30分~)で監督・アクション監督を兼任した坂本浩一が、本作に込められた特撮愛とアクションシーンへのこだわりを語った。
1983年から1985年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された「ウイングマン」は、ヒーローに憧れる主人公・広野健太が、描いたことが現実になる不思議なノート・ドリムノートの力で、空想の戦士に変身する漫画作品。当時の特撮ヒーロー作品に影響を受けた独自の作風で支持を集めた本作は、アクション畑出身にして、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」「ウルトラマン」の三大特撮を監督する坂本にとっても、憧れのコミックだったという。
「自分は1970年生まれなので、まさに直撃世代です。当時はアニメや特撮ヒーロー、そしてジャッキー・チェンが大好きな中学生で、ちょうど異性を意識し始める多感な時期でもありました。『ウイングマン』はヒーローとしてもかっこいいし、アオイをはじめとするヒロインも魅力的です。自分の全ニーズに応えてくれる、好きなものが全て詰まった作品だったので、熱中していましたね」
そんな坂本監督にとって、ドラマで藤岡が演じる主人公・健太はまさに自分自身。年齢こそ高校生だが、特撮ヒーローに憧れる特撮オタク青年という設定は、坂本監督の中学生時代の思い出も反映されているといえるだろう。
「健太はヒーローオタクなので、ポーズや必殺技の動きはバッチリなんですが、ほかの運動は苦手なんです。自分も格闘や体操系は得意でしたが、球技や他のスポーツは全くダメ。学校では、いつも柔道の時間で点数を稼いでいました(笑)」という坂本監督だけに、ドラマの要所要所に差し込まれる特撮ネタも見どころになりそうだ。
「ドラマの舞台は、自分たちが生きているのと同じ、実際にスーパー戦隊や仮面ライダー、ウルトラマンが放送されている世界になっています。健太がライダーポーズを練習していたり、スーパー戦隊の必殺技を練習していたりとか、特撮ファンがクスッとするようなネタがたくさんです。もともと原作の『ウイングマン』には、桂先生が好きな『宇宙刑事』シリーズなどの要素がたくさん盛り込まれています。だからドラマ版でも、“宇宙刑事の名乗りは~”みたいなセリフが至る所に用意されています(笑)。
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