1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

『ハリポタ』の部屋を飾り付けていく!セットデコレーターの仕事とは?

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月23日 8時13分

 マクミランさんはそうした場でこれぞという一品を見つける力がずば抜けていたそう。グッドウィンは「スラグホーン(『ハリー・ポッターと謎のプリンス』での魔法薬学教授)用のスチーマートランクが必要で、それをその日に買わないといけないということがあったんです。そしていつも行くマーケットに行くと、まさに完璧なトランクがありました。ステファニーには必要なものを引き寄せる魔法を使えるんじゃないかと思いました」と尊敬を込めて語る。

 「この仕事を始めた当初は、フェアに行くと『こんなにある中から一体どうやって選んだらいいのだろう!』と思ったものですが、セットに何が必要なのかを理解するようになると、自然と引き寄せられるものなんです。勘が冴えて、物から『あなたはわたしを必要としているでしょ?』と話し掛けられているような不思議な感じで、何を選べばいいかすぐにわかるようになるんです」

 グッドウィンは現在、映画『ハリー・ポッター』シリーズの制作の舞台裏に足を踏み入れ、映画制作の驚くべき世界を体験できるウォークスルー型のエンターテインメント施設「スタジオツアーロンドン」と「スタジオツアー東京」の両方でセットデコレーターを務めている。「スタジオツアー東京」ではこの冬、クリスマスシーズン限定の特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」が11月9日から2025年1月5日まで待望の初開催。第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』のクリスマスシーンを再現する特別企画だ。

 グッドウィンは「今回のクリスマスでは、1作目に登場したものを継承しています。伝統的なクリスマスのゴールドといった美しいものですよ。わたしたちの部署は小道具を依頼しただけでなく、飾りつけ用の数々のアイテムも調達しました。多くのアイテムを購入し、それらにさらに要素を加えたり、変化させたりしたのです」と明かす。「クリスマスツリーに飾る金のヤマウズラは小道具で、それ以外の星のようなアイテムは当時購入したものだったので、同じ星を探してそれらを塗装し、テクスチャーを全く同じにしました」

 「『ハリー・ポッター』で制作されるものは全て独特であるということにつながるかと思いますが、規模が大きいことが多いんです。クリスマスツリーの飾りも全て家庭用の大きさではなく、一風変わったものになっています。だからこそ素晴らしいですし、ある意味、大変な仕事でもあるわけです。ディテールこそが非常に重要なのです」とグッドウィン。「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は、そんなホグワーツのクリスマスを肌で感じることができるまたとない機会。グッドウィンたちの徹底した仕事ぶりに目を見張るはずだ。(編集部・市川遥)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください