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北村匠海が闇落ち…!“クズとワルしか出てこない”話題作「悪い夏」が実写映画化

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月24日 7時0分

 “クズとワルしか出てこない”と話題の傑作小説「悪い夏」が、北村匠海主演で実写映画化され、2025年3月20日に公開されることが決まり、ティザービジュアルと超特報が公開された。

 原作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人のデビュー作。真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていくさまが描かれるが、育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など、“クズとワルしか出てこない”と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げた。監督は、『愛なのに』やドラマ「95」などの鬼才・城定秀夫。『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介が脚本を手掛ける。

 北村が演じる主人公・佐々木は、真面目に生きるも気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれてしまう公務員。城定監督作品に初出演する北村は、「城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と出演を熱望していたことを明かし、「それが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました」とコメント。「優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします」と本作を紹介した。

 公開された超特報は、「もういっぱいいっぱいなんですよ」という佐々木の声から始まり、勤務先の役所の窓口で、闇に堕ちきった表情の佐々木が苛立ちや怒りを爆発させる姿が映し出される。ラストは「じゃあ、どうすればよかったんですか」の問いかけと佐々木のドアップで締めくくられ、破滅へと転落するストーリーが気になる映像になっている。

 また、併せて公開されたティザービジュアルは、ビビットカラーのビニールプールとは対照的に、ナイフを片手にまっすぐな視線を投げる、その瞳の奥に闇が垣間見える佐々木が印象的なデザインとなっている。(高橋理久)

北村のコメント全文は以下の通り。

北村匠海(佐々木 役)

城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました。そしてそれが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました。 僕らはあの夏、ただただ悪かった。ただ良くなかった。上手く生きれなかった。そんな僕らを笑ってくれたら幸いです。優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします。スクリーンで皆様に届くことを楽しみにしています。

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