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本日公開!『八犬伝』壮大なVFXと豪華キャストが織りなす8つの見どころは?

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月25日 12時38分

 役所広司が主演を務める『八犬伝』がいよいよ、本日25日公開。日本のファンタジー小説の原点と称えられる「南総里見八犬伝」を、ダイナミックかつ緻密なVFXを駆使して実写映画化した同作のタイトルにかけた“8つ”の見どころを紹介する。

 映画『八犬伝』は、「南総里見八犬伝」の作者・滝沢馬琴の執筆への情熱を、浮世絵師・葛飾北斎との交流を交えて壮大な構成で現代に蘇らせた山田風太郎の「八犬伝 上・下」が原作。8つの珠に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックなVFXで描く“虚”パートと、その物語を生み出す馬琴と北斎の奇妙な友情を通じて描く“実”パートが交錯することで、冒険活劇と感動の実話が同時に楽しめるのが、1つ目の見どころといえるだろう。

 その2つのパートには、馬琴演じる役所、北斎を演じる内野聖陽をはじめ、土屋太鳳、磯村勇斗、黒木華、寺島しのぶ、栗山千明、河合優実、さらには八犬士を演じる渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平らと、豪華キャストの共演が実現しているのも魅力。

 役所と内野が演じる馬琴と北斎という、強烈な個性と才能を持つ偉人の2人は、実は互いに40歳を超えてから寝食を共にする、少々奇妙にも感じるほどの仲の良さだったのだとか。北斎に挿絵を依頼していた馬琴は注文が細かかったこともあり、しばしば衝突することもありつつ、互いを称賛し、天才同士の友情を育んでいた2人。撮影現場では日本を代表する名優2人によるアドリブでの掛け合いも飛び出し、息の合った演技を見せている。

 そんなベテランに対し、もう1つの見どころが最旬キャストが揃った個性派揃いの八犬士たち。里見家を呪う強大な悪に立ち向かうために生み出された8人の剣士のことであり、それぞれ境遇も戦う理由も様々だが、珠に導かれて集まり、仲間として強固な絆で結ばれる。精悍さに、野性味あふれるワイルドさ、はたまた女性と見紛うほどの美貌といったルックスだけでなく、その戦いぶりは、アクロバティックなアクションシーンはもちろんのこと、VFXを駆使したスリリングかつスピード感あふれる展開もあり迫力満点。ぶれない忠誠心や義理を重んじる精神、仲間や家族想いで人間味溢れる一面なども見られ、推しを見つけずにはいられない魅力がある。

 一方で、制作陣のこだわりも本作の見どころ。監督は、「この映画に人生を懸ける」と製作を切望し続けた『ピンポン』『鋼の錬金術師』シリーズなどの曽利文彦。「この世界に入ってから、『八犬伝』の企画が頭から離れたことは一度もありません」と語るほど、思い入れが深い。「絶対に映画化したい、ライフワークになってもいいから成し遂げたい」という強い想いから本作の企画がスタートし、その熱意が実を結び、人生を懸けて創り上げたエンターテインメント超大作が爆誕した。

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