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「光る君へ」古舘佑太郎、初大河で所作のためヨガ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月27日 19時55分

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」の27日放送・第第41回で、ミュージシャン、俳優の古舘佑太郎が演じる藤原通任(ふじわらのみちとう)が初登場。古館にとって大河ドラマ初出演となり、放送後にコメントを寄せた。撮影では所作のためにヨガスタジオに入会し、柔軟性を高める努力を開始したことを明かしている。

 古館が演じる藤原通任は、第67代三条天皇(木村達成)の女御・藤原すけ子(※「すけ」はおんなへんに成/朝倉あき)の同母弟。ドラマ公式サイトのキャラクター紹介では「道長が病の際に、これを喜ぶ公卿(くぎょう)の一人と噂(うわさ)される」ともある。

 第41回「揺らぎ」では、一条天皇(塩野瑛久)崩御ののち、即位した三条天皇と道長(柄本佑)の間で早くも覇権争いが幕を開けるさまが描かれた。三条天皇は内裏に入るなり道長に関白となるよう申し付けるも、道長は固く辞退。すると三条天皇はその代わりの願いとして藤原すけ子を女御とすることを告げた。道長いわく、すけ子は亡き大納言の娘に過ぎず無位で後ろ盾もないため女御にできないというが三条天皇は譲らず、さらには蔵人頭だったすけ子の弟・通任を参議に取り立てたいと言い出す。

 古館本人も9月17日に自身のSNSで「NHK大河ドラマ「光る君へ」に藤原通任役で第四十一回から出演いたします。初の大河です! 登場は少し先ですが、是非観てもらえると嬉しいです」と出演の告知をしていたが、大河ドラマ初出演の決定を受けたときの心境を「テレビ越しに観ていた「光る君へ」の世界に、自らが飛び込める日が来るとは思ってもいませんでした。知らせを聞いた時は、率直にとても嬉しかったのを今でも覚えています。今回、僕にとっては初の大河であり、ドラマ「六畳間のピアノマン」以来となる3年振りのNHK作品でもあるので、少しでも役者として成長した姿を皆さんに観てもらえたら、という気持ちでいっぱいです」とコメント。

 撮影現場での印象的な思い出やエピソードについて「初日に衣装を着付けてもらった時は、貴族はこんなにも着込むのか! と思わずその重量感に驚きました。そして、舞台セットにて所作を習うと、自分の関節の固さにも驚きました。美しいあぐらの姿勢や、立ち上がりがとても難しかったです。この日からすぐヨガスタジオに入会して柔軟性を高める努力を始めました。クランクアップの日、あぐらからすっと立ち上がれた時は、自分の成長にこっそり感動を覚えました」と役へのアプローチを述懐。

 また本作の魅力を「言葉遣いも、着ている服も、暮らしぶりも現代とは異なる遠い昔のお話なのに、今を生きる僕らを見ているような気持ちになりました。「人の想い」はいつの世も同じだ、とその美しくて切ない人間模様から教えてもらいました。一人の視聴者としては、シリアスな回でも個性豊かでユーモラスなキャラクターが出てきて、ふわっと光を照らしてくれるシーンが好きです」と話している。

 古館は、ボーカルを務めるバンド「THE 2」を2月22日のワンマンライブをもって解散。俳優としてはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017)和菓子店の長男ヤスハル役で注目を浴び、映画では『ナラタージュ』(2017)、『九月の恋と出会うまで』(2019)などに出演。『いちごの唄』(2019※石橋静河とダブル主演)、『アイムクレイジー』(2019)などで主演を務めている。(編集部・石井百合子)

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