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「紫式部日記」の“悪口”につながる瞬間!「光る君へ」清少納言の殴り込みに戦慄

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月27日 21時34分

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」の27日放送・第41回では、まひろ(紫式部/吉高)、彰子(見上愛)らの前に“招かれざる客”としてききょう(清少納言/ファーストサマーウイカ)が現れる場面があり、「紫式部日記」を思わせる描写までの一連の展開が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。

 第41回「揺らぎ」では、一条天皇(塩野瑛久)崩御ののち、即位した三条天皇(木村達成)と左大臣・道長(柄本佑)の間で早くも覇権争いが勃発。それは道長の息子たち、側近たちにも強い影響を及ぼすこととなった。同回では、紫式部が「紫式部日記」に清少納言の中傷を書き綴るエピソードを思わせる場面も話題に。まひろは一条天皇を失った悲しみに暮れる彰子を慰めるために和歌の会を催すが、そこへ“招かれざる客”として現れたのがききょう。敦康親王(片岡千之助)に代わって彰子に椿餅を持参したというききょうに、SNSでは「道場破りキター!」「カチコミだ」「殴り込み」と驚きとも歓喜ともつかない興奮の声が続々。

 ききょうは最愛の定子(高畑充希)に続いてその兄・伊周(三浦翔平)を亡くし、さらには敦康親王が帝の座を奪われ…と悲劇が続いたためか人が変わったように負のオーラを漂わせ、敦康親王の様子を尋ねる彰子に「もう敦康さまのことは過ぎたことにおなりなのでございますね。このようにお楽しそうにお暮らしとは思いもよらぬことでございました」と強烈な嫌味をお見舞い。和やかな場に緊張が走り、赤染衛門(凰稀かなめ)がフォローとばかりに歌を促すも、ききょうは「ここはわたしが歌を詠みたくなるような場ではございませぬ!」と拒絶した挙句、「ご安心くださいませ。敦康親王様には、脩子内親王様とわたしもついております。たとえお忘れになられても大丈夫でございます」とダメ押しの含みを残して去った。

 去り際にはまひろに冷たいまなざしを向けたききょう。そんな様子に視聴者は「とげとげしい…」「気まずい」「これは嫌われるわw」「つ、つえ~」「これ大丈夫なの?」とヒヤヒヤ。第38回ではききょうがまひろの局を訪れ、道長の願いで一条天皇の心をとらえるために「枕草子」を超える物語を執筆したまひろに激怒する場面があり、二人の関係に暗雲が漂い始めていたが、今回の一件によって完全に亀裂が生じた模様。

 紫式部が宮中での暮らしを綴った「紫式部日記」には「清少納言こそ、したり顔にいみじう侍りける人。さばかりさかしだち、真名書き散らして侍るほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。(それにつけても清少納言ときたら、得意顔でとんでもない人だったようでございますね。あそこまで利巧ぶって漢字を書き散らしていますけれど、その学識の程度ときたら、よく見ればまだまだ足りない点だらけです)」(「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 紫式部日記」山本淳子編・KADOKAWA刊より)と清少納言への中傷があったが、まひろが日記に「清少納言は得意げな顔をしたひどい方になってしまった」と綴る姿が映し出されると、「こういう解釈で来たか!」「ここで紫式部日記につながるのか」「ここで紫式部の清少納言評が!」「これが噂の」と沸いていた。(石川友里恵)

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