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『八犬伝』が大ヒットスタート!邦画ラッシュ【映画週末興行成績】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月28日 17時12分

 10月25日から27日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、山田風太郎のファンタジー小説を役所広司、内野聖陽、土屋太鳳、渡邊圭祐ら豪華キャストを迎えて実写映画化する『八犬伝』が初日から3日間で観客動員12万5,700人、興行収入1億6,800万円をあげ、初登場首位を獲得。トップ10のうち7本が邦画となった。

 『八犬伝』は、山田風太郎の小説「八犬伝 上・下」を、映画『ピンポン』などの曽利文彦監督が実写映画化。八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの戦いを描く“虚”パートと、その物語を生み出す作家・滝沢馬琴と浮世絵師・葛飾北斎の奇妙な友情を描く“実”パートが交錯する。滝沢馬琴に役所、葛飾北斎に内野聖陽、八犬士に渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平がふんする。

 新作ではそのほか『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』『ゼンブ・オブ・トーキョー』『がんばっていきまっしょい』『トラップ』がランクイン。4位にメーブと恵広史によるコミックを間宮祥太朗主演で実写化した連続ドラマの劇場版『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』。初日から3日間で動員4万5,700人、興収6,300万円。この世のすべてを手にする99本の“悪魔の鍵”を賭けたデスゲームに挑む主人公を引き続き間宮祥太朗が演じ、田中樹、古川琴音、竜星涼らドラマのキャストに加え、新たに金子ノブアキと志田未来も参加している。

 8位に日向坂46の4期生11人が映画初出演を果たした青春群像劇『ゼンブ・オブ・トーキョー』、9位に実写映画化やテレビドラマ化もされた敷村良子の小説をアニメーション映画化した『がんばっていきまっしょい』、10位に『シックス・センス』などのM・ナイト・シャマラン監督が家族思いの父親と切り裂き魔という二つの顔を持つ男(ジョシュ・ハートネット)を主人公にしたスリラー『トラップ』。

 既存作品では、2週連続1位だった『室井慎次 敗れざる者』が週末3日間で動員8万9,700人、興収1億2,900万円を記録し、2位に。累計成績は動員80万人、興収11億円を突破している。続く『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』もワンランクダウンで3位となり、週末3日間で動員5万5,600人、興収8,900万円。累計成績は動員57万人、興収9億円を超えている。
 
 今週は『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』『十一人の賊軍』『ヴェノム:ザ・ラストダンス』『アイミタガイ』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2024年10月25日~10月27日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(初)『八犬伝』:1週目
2(1)『室井慎次 敗れざる者』:3週目
3(2)『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』:3週目
4(初)『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』:1週目
5(3)『ラストマイル』:10周目
6(5)『侍タイムスリッパー』:11週目
7(10)『JUNG KOOK: I AM STILL』:4週目
8(初)『ゼンブ・オブ・トーキョー』:1週目
9(初)『がんばっていきまっしょい』:1週目
10(初)『トラップ』:1週目

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