草なぎ剛「テレビドラマで育てられた」 東京ドラマアウォードで主演男優賞受賞!
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月28日 18時22分
「東京ドラマアウォード2024」の授賞式が28日、東京プリンスホテルにて開催され、「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK)で主演を務めた草なぎ剛が主演男優賞を受賞。草なぎは「僕はテレビドラマが本当に大好きです」と熱い思いを語っていた。
「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」は、丸山正樹による同名ミステリー小説が原作。草なぎが演じたのは、仕事と結婚に失敗した荒井尚人。耳が聞こえない両親をもつコーダという環境によって身につけた手話を活かして手話通訳士として働き始めた彼が、法廷でのろう者の通訳という依頼を受けたことから、自身が関わった過去のある事件と対峙することになる。
草なぎは「このような大変すばらしい賞をいただきまして、心から感謝しております」と感無量な表情を浮かべると「この会場にも昔一緒に仕事をしていた方もたくさんいらっしゃいます。僕はテレビドラマで育てられたなと実感しています」としみじみ。
さらに草なぎは「テレビドラマのセリフのなかには、大事な気持ちがたくさん詰め込まれていて、すごく感動します。そんな気持ちでドラマを観てきたので、この賞をいただけて本当に嬉しいです。テレビドラマが大好きです」と破顔する。
授賞式の司会を三谷幸喜が務めたが、草なぎは「三谷さんのドラマもたくさん観てきました。最近は『古畑任三郎』の再放送もありましたが、いまだにかぶりついて観てしまう。テレビドラマならではの力があります。僕の頭の中から離れないんです」と熱弁をふるうと「テレビドラマで賞をいただけるのは、いつもとは違う喜びがこみあげてきます」と語った。
また草なぎは「(香取)慎吾ちゃんと二人の舞台を三谷さんが描いていただいてから10年が経ちます。本当に人間というのは時間が限られていて、自分のエネルギーをどこに込めるのかというのは、僕の人生において大切なことであり、幸福感が得られること」と述べると「これからもたくさんの皆さんと、良い作品の中で自分の命を燃やして生き続けられるように努力していきたいです」と熱い思いを語った。
「東京ドラマアウォード」は作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰。今年で17回目の開催となる。授賞式には石橋静河(主演女優賞)、若葉竜也(助演男優賞)、内田有紀(助演女優賞)らも参加した。(磯部正和)
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