山田孝之、11年ぶりの白石組は「やはり過酷」
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月1日 20時36分
俳優の山田孝之が1日、丸の内TOEIで行われた映画『十一人の賊軍』初日舞台あいさつにダブル主演を務めた仲野太賀、尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力、ゆりやんレトリィバァ、野村周平、玉木宏、阿部サダヲ、白石和彌監督と共に登壇。山田は白石監督と映画『凶悪』以来、11年ぶりのタッグとなったが「やはり白石組は過酷」と感想を述べていた。
本作は、『日本侠客伝』シリーズや『仁義なき戦い』シリーズなどを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを、映画『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督が映画化。戊辰戦争の最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件をもとに、捕らえられていた罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く姿を活写する。
耳が不自由な妻を襲った新発田藩士を殺害し、罪人となった駕籠屋の男・政を演じた山田。“決死隊”の撮影を「とにかく暑くて痛くて大変」と振り返り「こうして作品を皆さんに観てもらえる日が来て良かったです」と公開を喜んだ。
直心影流の使い手である鷲尾兵士郎を演じた仲野は、本作が初の本格的な殺陣だった。仲野は「初心者だったので、クランクイン前からアクション部の皆さんとびっしりと練習をしました」といい、「実はやる前は『何とかなるんじゃないか』と思っていたのですが、全然違った。いかに殺陣というのは、積み上げていくことが大切なのかを思い知りました」と学びが多かった様子。
山田は白石監督と2013年公開の映画『凶悪』でタッグを組んでいるが、改めて白石組の感想を聞かれた山田は「やはり過酷ですね」とつぶやき「(白石監督は)追い込むのが好きなので……。監督の作品に出てくる人物は精神的にも追い込まれている人たちが多いからなおさら……」と説明。対して白石監督は「できるだけホンワカな現場がいいんですよ」とやんわりと否定すると、山田は「いや追い込むんですよ」と反論しつつも楽しそうな表情を浮かべていた。
スタッフ、キャストたちが魂を込めて作り上げた本作。山田は「登場人物はそれぞれの正義に則って行動を起こします。観る方向によっては、悪にも裏切りにも見える行為が、実は正義だったりする。それって現代においても良くあること。いろいろ大変な世の中ですが、相手の立場に立って物事を見たら、優しく穏やかに生きられるのかもしれません」と作品を通した気づきについて述べていた。(磯部正和)
この記事に関連するニュース
-
山田孝之、映画「十一人の賊軍」で11年ぶり白石組「本当に過酷だった」仲野太賀は「雨にも負けず、風にも負けず…」充実感
スポーツ報知 / 2024年11月1日 19時53分
-
山田孝之ら“賊軍”11人が初めて勢ぞろい 過酷な撮影振り返り「監督がとことん追い込むんです…」
ORICON NEWS / 2024年11月1日 19時23分
-
山田孝之が東京国際映画祭初日の“顔”に、軽妙話術で観客と世界の映画関係者沸かす
日刊スポーツ / 2024年10月29日 5時30分
-
「過酷な状況下、人間は何か勝手に行動するもんなんですね」…山田孝之が「十一人の賊軍」で罪人役
読売新聞 / 2024年10月26日 15時52分
-
映画「十一人の賊軍」撮影現場潜入レポート 新たな集団抗争劇への期待が高まる生々しい舞台装置、白石和彌監督の思い
映画.com / 2024年10月5日 12時0分
ランキング
-
1上原亜衣、韓国の歴史館訪問し「日本人嫌いになりそう…」物議で謝罪「もう少し勉強していかないと」
スポニチアネックス / 2024年11月1日 15時26分
-
2ハライチ岩井、ぽかぽか1分20秒で終了「ダウンタウンなら怒って番組辞める」コメントへの返しは…
スポニチアネックス / 2024年11月1日 15時58分
-
3とんねるず×バナナマン「共演NG説」は本当か? 女性週刊誌が再び報じ業界ザワザワ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月1日 9時26分
-
4伊藤健太郎 芸能事務所「トライストーン・エンタテイメント」に所属を発表「心身ともに新たな気持ちで」
スポニチアネックス / 2024年11月1日 18時13分
-
5「すとぷり」莉犬、ほぼ「顔出し」にファン大興奮 「心臓止まるかと」「全てが綺麗すぎて昇天」
J-CASTニュース / 2024年11月1日 14時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください