この町の住人、どこかおかしい…江口洋介&蒔田彩珠「誰かがこの町で」メインキャスト発表
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月7日 8時0分
江口洋介が主演を務め、蒔田彩珠が共演する「連続ドラマW 誰かがこの町で」(12月8日スタート・午後10時~)のメインキャストとして、鶴田真由、宮川一朗太、尾美としのり、玄理、戸次重幸、本田博太郎、でんでん、大塚寧々の出演が発表された。また、不穏な雰囲気のメインビジュアルと予告映像も公開された。
本作は、作家・佐野広実の同名小説が原作のミステリードラマ。とある新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く“同調圧力”が引き起こす恐怖を、生々しく鮮烈に描き出す。主演の江口が演じるのは、娘の自死以来、希望を見いだせずに生きる法律事務所調査員・真崎雄一。そして蒔田は、自分を置いて失踪した家族の捜索を真崎に依頼し、かつて一家で暮らしていた町に舞い戻る少女・望月麻希を演じる。江口と蒔田は、Netflixドラマ「忍びの家 House of Ninjas」で親子役を演じて以来のタッグとなる。
鶴田が演じるのは、真崎が務める法律事務所の所長・岩田喜久子。麻希の母親とは大学時代の親友で、麻希の依頼を受け、真崎に真相究明を指示する。そして、真崎たちの根城となる民宿の経営者・近藤利雄を演じるのがでんでん。かつて麻希の家族が暮らしていた「福羽(ふくは)地区」を俯瞰して見ており、その異常性に昔から気付いている。情報通で面倒見がよく、時に危険にさらされる2人を全面的に支える頼もしい役どころだ。
宮川が演じるのは、不動産会社の経営者で副地区長の延川善治。町で起こる出来事に目を光らせる、福羽地区のボス的存在だ。尾美が演じるのは、福羽地区の建設業者・松尾和夫。町の治安を守る“防犯係”の松尾は、安全で安心な町を守るという大義名分のもと、住民たちを監視し偏った正義を振りかざす狂気的な人物。そして本田は、福羽地区の地区長ながら、延川たちに実権を握られている菅井昭次郎を演じる。
そして、異常な町の住民たちに翻弄され、人生を狂わされてしまう登場人物を演じるのが、玄理、戸次、大塚の三人。大塚が演じるのは、福羽地区で暮らす主婦・木本千春。23年前に息子を誘拐殺人で亡くした際、町の異常なまでの同調圧力に気づくが、長年何もできずに後悔を抱えている。戸次は、千春の夫・木本俊樹役で出演。息子の死を機に防犯係に入り延川たちと行動を共にするうち、偏った思想に毒されてしまう。そして玄理が演じるのは、麻希の失踪中の母・望月良子役。喜久子とは法学部時代の友人だが、司法試験を諦めて主婦に。家族とともに千春の隣家に移り住むも、赤ん坊だった麻希を残して失踪してしまう。
WOWOWでは、キャスト陣が集結するスペシャル予告映像に加えて、江口と蒔田のインタビュー映像も公開。江口は「フィクションだけど、実話であってもおかしくない。みんなそれぞれに心当たりがあると感じるのではないか」と、本作のテーマである“同調圧力”の恐ろしさについてコメント。また、バディ役の蒔田は、真崎と麻希の関係について「お互いに影響しあって、心を開いたり閉ざしたりする」と表現し「親子でも相棒でも友達でもない2人の関係性が面白い」と見どころを語っている。(編集部・入倉功一)
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