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「風都探偵」細谷佳正&内山昂輝、ビギンズナイト編の魅力は鳴海荘吉 劇場版で向き合う仮面ライダーWはじまりの物語

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月19日 8時3分

 翔太郎&フィリップのバディとして、すでにシリーズアニメで関係を築き上げている二人。劇場版では翔太郎&フィリップの初対面が描かれるが、演じるにあたって心がけたことはあったのだろうか?

 「劇中のフィリップはあまり感情を表に出さず、淡々とした雰囲気で居るので、翔太郎は台本に書かれている感情的になっている台詞を、自分としては結構オーバーというか、大きめにぶつけていくことをしました。個人的に、若い頃の翔太郎は『王道的なアニメの主人公』だったと感じていて、それは翔太郎の感情的な台詞を個人的にはオーバーに大きくしたことで、そんな雰囲気を感じたし、それを楽しめたからだと思います」(細谷)

 「翔太郎とフィリップの関係性は、シリーズアニメと比べると全く違うもの。会話シーンも、フィリップが最初こんなにも冷たく翔太郎に対して接していたんだということを知ったので、そこは新鮮でした。でも、フィリップの歴史を踏まえれば、「それもそうだよね」という流れだったので、キャラクターが辿ってきた歴史を整理して考えて、劇場版のフィリップをどう表現していくかというところを意識して演じました」(内山)

 細谷と内山は、2020年のゲーム「KAMEN RIDER memory of heroez」から数えると、4年近く翔太郎&フィリップの声を担当している。

 細谷は「ゲームで翔太郎役が決まった時は、批判の方がきっと多いだろう、という気持ちでいたので反響や評価を自分で調べたり、エゴサみたいなことは一切しませんでした(笑)」と、当時を振り返る。

 「そこで『キャラクター像が確立した』とは全く思ってなくて、それはあくまでもゲームのキャラクターとしての音声だし、ゲーム中には左翔太郎の顔が映ることがないのもそう思った理由だと思います」

 「アニメ「風都探偵」で翔太郎を演じさせて頂けることになって、「ここから、翔太郎として認識されるだろう」と考えていました」

「アニメはキャラクターの絵があるし、その絵に台詞をつけていくので、ドラマとは全く別の印象になります。原作は原作、アニメはアニメ、と言った意識に視聴者の皆さんにはなってもらえるだろうと思ったので、その時はエゴサしたと思います(笑)。どんな作品でも色々あるのが常ですけど、好意的にみてくださっている方が多くて嬉しかったです」

 ゲーム・シリーズアニメ・劇場版とキャラクターと向き合ってきた二人にとって、翔太郎&フィリップの魅力はどんなところにあるのか。

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