朝ドラ「おむすび」関口メンディー・萩原利久ら新キャスト7名発表

　橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」（総合・月～土、午前8時～ほか）の新キャスト7名が14日、発表された。関口メンディー、嶋尾康史、川西賢志郎、三宅弘城、萩原利久、なるみ、前野えまが出演する。関口、川西、前野は朝ドラ初出演となる。

　今回発表されたのは、結（橋本）の恋人・四ツ木翔也（佐野勇斗）を取り巻く社会人野球と就職先・星河電器の人々。結が一家で再び神戸へと旅立とうとする時、翔也はプロ野球選手という夢を叶えるべく新天地・大阪へ。社会人野球・星河電器のピッチャーとしてスカウトされた翔也は、大阪で新たな一歩を踏み出す。

　関口は、星河電器・野球部のピッチャーでエースの澤田龍志を演じる。「名作を生み続けるNHKの朝ドラに参加できて、とても光栄です」と語る関口は、「澤田はストイックで、野球に対して真摯（しんし）に向き合うキャラクター。それでいて先進的です」と役柄を紹介。「彼の生きざまに共感する部分が多く、演技にもより熱が入ったように思います。変化は時に世の中に対して摩擦を生みますが、それでも自分の見たい世界のために一生懸命に進む彼をとおして、何か感じてもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。

　「『おむすび』第二章は、結や翔也をはじめとした、“夢に向かって歩む人々”による、華やかな青春グラフィティです！」と解説する制作統括の宇佐川隆史は、関口について「役もご本人も常に努力を重ねる方。120km台の速球を投げながらも、『まだまだ』と撮影直前まで投球練習を続けるさまは、まさにエースの風格そのものです」と太鼓判を押す。

　萩原は、星河電器・社員食堂の若手調理師である原口尚弥役。「エール」（2020）以来の朝ドラ出演となり「2度目の朝ドラに出演させていただきます。厨房という限定的な環境だからこそ起こる人間の物語が面白く描かれています。そして10代の頃からの友達がヒロインを務める朝ドラに出演できることがうれしく、楽しい撮影でした」と思いを語っている。そんな萩原について、宇佐川は「社食の未来を真剣に考える若手として登場。“静かに、しかし熱い信念を持つ”存在を熱演しています」と紹介している。

　元プロ野球選手である嶋尾は、星河電器野球部の名監督・中村重治役。川西は新聞社スポーツ関西の記者・松本役。三宅は星河電器社員食堂のベテラン調理師・立川周作役。なるみは星河電器総務部のベテラン社員・大久保育代役。前野は星河電器総務部の社員で翔也の先輩・田中茜役を務める。

　「おむすび」は、平成時代のギャルが栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識と“コミュ力”で解決しながら、縁や人をむすんでいくオリジナル作品。福岡・神戸・大阪を舞台に、平成から令和の荒波をたくましく突き進むヒロインを、NHKドラマ初出演となる橋本が演じる。脚本を手掛けるのはドラマ「正直不動産」「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」などの根本ノンジで、主題歌はB'zの「イルミネーション」。語りをリリー・フランキーが担当する。（清水一）