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『ドクターX』12年の歴史で意外な縁も…生みの親が語るキャスティングの妙

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月8日 12時3分

 そうそうたる出演陣の演技合戦も見どころだった連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」シリーズ(2012~)。完結編となる『劇場版ドクターX』(全国公開中)でもそれは健在だ。シリーズの生みの親である内山聖子(さとこ)エグゼクティブプロデューサーが、主演の米倉涼子をはじめとしたレギュラーキャスト、劇場版のゲストキャストについて語った。

覚悟と責任が見える主役

 誕生から12年、伝説のドラマがついに最後を迎える。内山は、大門未知子役の米倉とは2004年のドラマ「黒革の手帖」以来の付き合いだ。「いいことも悪いことも正直に言う人なので、私はとても信頼しています。未知子について彼女が語ったことで、気づかされたことも多いです」

 「未知子は常に覚悟している、覚悟の刀をお腹に持っている。それはご本人の責任感だと思います。大げさな言い方かもしれないですけど、『これで仕事なんてやめてもいい』というくらいの思いを持って挑んでいるような感じです。だからこそ、未知子を作ってこられました」

 未知子とのバディ感も見ごたえがある麻酔科医・城之内博美役の内田有紀は、内山とは今作が初顔合わせだった。

 「未知子との、仲よしではないけど信頼しあっている、みたいなパートナー感がすごくいいなと思います。有紀ちゃんは、最初米倉さんともベタベタせず、私のところに来てキャラクターのイメージをしっかり伝えてくれました。有紀ちゃんにしたら初めての現場ですから、プロデューサーとしっかり話し合っておきたかったみたいで。この人も孤高の人なんだなと思いました。米倉さんとはタイプは違うけど、似ているところがあります。未知子と博美なら、絶対失敗しない手術になりますよね(笑)。そういう信頼感を持てるのが素晴らしいです」

未知子のルーツを探るのは森本しかいない

 「立派な俳優になっていましたけど、新人で来たころと同じ扱いをしていました」と内山が笑いながら語るのは、森本光役の田中圭だ。今作で森本は、未知子の過去を尋ねて、広島・呉まで旅をする。「第1シリーズで最初に未知子を認めたのが光くんですから、未知子のルーツを探るのは彼しかいないと思いました。当時は、寝坊するし遅刻するし『やる気あるのか!』って言ったこともありましたが(笑)、いつの間にか大人になりました。主役とか何番手とか気にせず、喜んで出てくれましたし、あのバランス感覚のよさは圭くんの天性のものかなと思います」と紹介する。スタッフ・キャスト陣で食事に行った場合も「いい弟分をやってくれるので、ついつい使っちゃいます(笑)」と裏話を明かした。

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