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横浜流星、スタントなしの飛び降りシーンに吉岡里帆も驚愕「見どころの一つ」と自信

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月18日 21時2分

 俳優の横浜流星が18日、都内で行われた主演映画『正体』(11月29日公開)の公開直前イベントに登壇。東京ドームシティで同日からスタートするイルミネーションツリー点灯式を兼ねたPRイベントで、横浜は映画の宣伝に徹底する真面目な一面をのぞかせていた。この日は、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈も登壇した。

 染井為人の小説に基づく本作は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木(横浜)が、姿を変えながら逃走するなかで彼の正体、目的が浮かび上がっていくサスペンス。映画『青の帰り道』『ヴィレッジ』などで横浜と組んできた藤井道人監督がメガホンをとった。

 「自分の集大成」と語る本作の公開が間近に迫った横浜は「最後の最後まで、できることはやって、皆さまの元へ羽ばたいてくれたらうれしいです」と真摯(しんし)に呼びかける。一方、禁止されている写真撮影をするギャラリーに注意をしたMCが、映画館での鑑賞を促すと、「『正体』!『正体』!」と笑顔でアピール。また、タイトルの文字パネルが強風で倒れそうになると、仁王立ちで支えてみせ、笑いを誘った。

 そんな本作の印象的なシーンについて、吉岡は、横浜演じる鏑木がアパートの3階から飛び降りて逃亡するシーンをあげ、体を張った横浜に対して「大丈夫なの? と心配になっちゃって。撮影でそこまでする人にお会いしていないので、スタントの人じゃないんだ! とびっくりしました」と目を丸くする。横浜は「逃げるためには、しなければいけないんですよ。何回もやったので足が痛かったんですけど、その痛みを感じられるのは鏑木として生きられている証拠だし、マンションからの逃亡シーンは一連で撮っているので臨場感・緊張感も味わえると思うし、見どころの一つだと思います」と満足そうに語った。

 また、作品にちなんで「信じていること」を尋ねられた横浜は、「一つは自分。疑いもするけど、その先に“信じる”があるし、自分を信じられない人間に人を信じる資格はないと思っています。もう一つは(『正体』)、この作品は4年かけて完成させて、我々の覚悟や妥協せず作り上げた自信作ですし、そういう思いはスクリーンを通して伝わるものだと思うし、この作品が必ず多くの方に届くと信じています」と力を込めた。

 さらに「希望を感じたこと」という質問がキャストに向けられると、吉岡は「おばちゃんからもらった湿布」、森本は「冬の半ズボンとサンダル」、山田は「白米の美味しさ」についてのエピソードを紹介。そんな中、横浜は「みんなの引き出しの多さにびっくりします」と苦笑いし、悩んだ末に「映画。感想をいただけると希望を持てるというか、役者として日本映画を日本だけじゃなく世界にしっかり残していきたいと思います。この作品も希望にも感じました」と回答していた。

 イベントを通して、いつも通りの真面目でストイックな一面をのぞかせる横浜。そんな横浜のイルミネーションの思い出はほぼないと明かし「覚えていないですね。家に(ツリーは)あったかな?」と首をかしげていた。(錦怜那)

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