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町田啓太、“平安F4”のシーンは「同窓会のような感じ」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月17日 20時47分

 「あくまで僕の勝手な解釈なんですけど、公任は道長が頑張りすぎだと思っているのではないかと。何でもかんでも首を突っ込んで、しかもちょっといい顔をしながら、いろんな人の意見を全部聞いていたら回るものも回らなくなってくるだろうと。娘たちを入内させ、息子たちも跡継ぎとして育っているわけですから任せられるところは任せるべきだと。辞めるべきというのは、心配する気持ちが大きいのだと思いますし、あくまで敬意を持っての話だと思うんですね。あとは、なかなか道長に意見できる人がいないというのもあるのではないでしょうか。公任は旧友ですし、昔から割と言いたい放題な性格でもあったから、斉信、行成、(源)俊賢らとも話して、代表するかたちで公任が言ったんだろうと。なので、公任と道長の関係自体は変わっていないと思います」

 ところで、公任は斉信、行成、源俊賢(本田大輔)と共に一条天皇(塩野瑛久)を支えた四納言として知られているが、公任は4人の中でどんなポジションだったのか?

 「非常に難しかったですね。途中から俊賢さんという、とても能動的で情熱的な人が入ってきたこともあって。行成は帝と道長の板挟みで苦労もしていましたけれども本当に良く動いていましたし、斉信は一番いいとこ取りを狙っているような人だから、実務はどうだったのかと言われると、ちょっとクエスチョンなところがあるんですけれど、陰ではたくさん働いていたんだろうなと(笑)。公任は芸事の世界でも活躍していたことでも知られていますが、当時は公任と実資の仕事量が半端なかったようなので、俯瞰して物事を見て道長を支えられた人だったのかなと思います」

 “F4”が顔を合わせるシーンは、町田にとっても楽しみだったといい、とりわけ思い出深いシーンとして第30回で道長が開いた宴を挙げる。

 「序盤に比べて中盤はあまり一緒の場面がなかったのですが、道長主催の平安鍋パーティでは久々に込み入った話ではなくて、日常会話の感じでした。それぞれ歳を重ねていて、道長、公任、斉信は髭を生やしているんですけど、その時話していたのが“同窓会というか、同級生に久々に会うとこういう感じだよね”と。年齢を忘れてしまうと言いますか、青春期で時が止まっている感覚が不思議だねと。要所要所で集まるごとにそういう感覚で居られたのは、序盤でしっかり4人の関係を構築できたからかなと思いますし、心強かったですし、居心地が良かったです。4人で会うシーンはいつも楽しみにしていましたね」

 本取材日(10月21日)に公任の最後のシーンのリハーサルを終えたといい、「今ちょっとしみじみしてしまっていて。皆さんとだんだん“ありがとうございました”とお別れのご挨拶をする機会も増えてきていて、あぁ本当に終わるんだなって。公任として最後をしっかりと締めくくれるように、最後の最後まで考え続けながら演じたいと思っています」と残り少ない撮影の日に思いを馳せていた。(編集部・石井百合子)

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