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『グラディエーター』から24年…ルッシラ役続投でコニー・ニールセンが込めた思い

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月16日 19時25分

 「いろいろアイデアを伝えると、彼は『イエス、ノー、ノー、イエス』みたいに答えてくれる。『ノー』と言われるのもまた、いいことなの。だって、わたしたちのアイデアは、いつも良いものであるわけではないから。わたしたちには、ただアイデアがあるというだけ。でもそれが、彼が求めていること。彼は、俳優たちに全てのアイデアを持って来てほしいと思っている。そして、彼は悪いアイデアを取り除く手助けをしてくれるの(笑)」

 ビジュアルでの表現に長けているスコット監督の撮影現場では、さまざまな気付きがあったという。「セットにいると、彼が持ち込んだニュアンスや肌触りを感じることができた。例えばコロセウム(円形闘技場)に入るシーンでも、彼が何百ものホームレスの人々を通りに配置している。彼はビジュアルで、この社会は20年前とは違っているということを見せていた。混乱していて、無秩序で、貧困と不正がはびこっている。そのにおいをかぐことができるくらい。火が燃えていて、建物もちょっと汚く下品になっている。彼は言葉でそれを示したりしないけれど、観客はそれを見て、その状況を知る。説明されるのではなく、体感するの」

 苦難の日々を送ってきたルッシラだが、愛も見つけた。「彼女が人生で初めて愛されているのを見ることができる。彼女を生かすためなら何でもする男性に愛されている」というそのお相手は、夫である将軍のアカシウス(ペドロ・パスカル)だ。

 「わたしの撮影初日は、夫が帰ってくるシーンだった。もともとは、彼女が彼に駆け寄り『おなかすきましたか?』と言うような、主婦と仕事帰りの夫のシーンという感じだったから、リドリーに『ちょっと薄っぺらくないですか?』と言って、デンマークでのボノ(U2)とのちょっとしたパーティーでのことを話したの。彼の妻がちょうど到着したんだけど、二人は数週間会っていなかったにもかかわらず、彼女は向こう側にとどまっている。そうしたら、わたしと一緒に座って話していたボノが『彼女、僕の気を引いている?』って(笑)」

 「そのことをリドリーに話すと、彼も『それいいね(笑)』と。だから、ペドロが帰って来た音は聞こえても、わたしは彼のもとに駆け寄ったりしないことにした。夫を誘惑し、戯れる感じね(笑)。ペドロが素晴らしいのは、とても遊び心があって、陽気で楽しいところ。わたしはそれが、わたしたちの間の本当に優しい、数少ない瞬間の一つであることを知っていたから、それを二人の関係の錨にするのが重要だと思って」と明かしていた。

 ちなみにコニー出演作の続編といえば、妻役を務めた『Mr.ノーバディ』続編の全米公開も来年に控えている。コニーは「ちょうど撮影を終えたところなの。撮影は本当に素晴らしかった! カナダのウィニペグで2か月撮影をしたんだけど、本当にすてき。ボブ(主演のボブ・オデンカーク)は本当にラブリーな人で、わたしは彼が大好き。そして信じられないほどクールな人々が出演していた。前作から戻ってくる人たちと──誰かは言わないけど(笑)──とても素晴らしい悪役たちもいる」と期待をあおっていた。(編集部・市川遥)

映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は公開中

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