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齋藤飛鳥、実写版【推しの子】出演を一度辞退 伝説のアイドル役「相当の覚悟が必要でした」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月17日 18時55分

 齋藤飛鳥が17日、都内で行われたドラマ&映画『【推しの子】』のワールドプレミアに出席し、伝説のアイドル・アイ役のオファーを一度断っていたことを明かした。この日は、櫻井海音、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、スミス監督・松本花奈監督も来場した。

 「【推しの子】」は、煌びやかな芸能界を舞台にした赤坂アカ・横槍メンゴによる人気コミック。主人公が伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定、ショッキング描写を含むサスペンス要素などが話題となり、コミックの累計発行部数は1,800万部(2024年8月現在)を突破している。Amazon&東映が製作した実写版は、全8話のドラマシリーズが Prime Video で世界独占配信された後、その続きとなる映画『【推しの子】-The Final Act-』が劇場公開される。

 アイドルグループ「B小町」不動のセンターにして、天性の輝きを持つ伝説のアイドル・アイ役の齋藤は「マスコミの皆さん、ちょっとポップに書いていただけたらうれしいんですけど……」とお願いしつつ、「最初にオファーをいただいたときは素直にやりたくなくて、普通にお断りさせていただきました。わたしがやる必要性がないんじゃないかな? と思っていました」と打ち明ける。それでも再度のオファーを受けた齋藤は、「決め手は『推しの子』を実写化するにあたって何を描きたいかというお話を具体的にいただいたときに、それが狙いなら、わたしでも演じられるかもしれないと思ったり、スタッフさんの熱意を受け取らせていただいて頑張ってみようかなと思いました」と振り返った。

 また、元・乃木坂46のメンバーである齋藤は、「12年間くらいアイドルをやらせていただいて、それを卒業してからのコレだったので相当の覚悟が必要でした。でも、自分のファンの人がもう二度とアイドル姿のわたしを見られないと思っていたのに見られるというところを、楽しんでいただけたらいいかなと思っていました」とも語った。

 アイの才能を見出し、スターとして育て上げる敏腕マネージャー・斉藤壱護役の吉田は「飛鳥ちゃんは現場でしゃべらない。ほぼ一緒だったけど、2~3言しかしゃべっていない。もう少しおしゃべりしたかったです」と嘆きながらも、「日にちが経つにつれて、ちょっとだけ笑顔をくれるようになって安心しました」と喜び、「内に秘めた情熱というか、とっても落ち着いているけど、(アイが)アイドルから母になっていくにつれて顔つきや声のトーンが変わっていくので、この人はものすごい女優になっていくのではないかという片りんをたくさん見させていただきました」と演技力に感心する。

 齋藤は「その節はすみません、そんな温かい目で見てくださっていたことを今初めて知ったので、悔いが残るばかりです」と肩を落とすも、高い評価をもらい「ありがとうございました」と感謝も示した。(錦怜那)

「【推しの子】」ドラマシリーズは11月28日21時より Prime Video で世界独占配信開始/映画『【推しの子】-The Final Act-』は12月20日より東映配給で全国公開

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