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柳葉敏郎、『室井慎次』観た娘から涙の電話「お父さん、演じてくれてありがとう」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月18日 5時0分

 映画『室井慎次 生き続ける者』主演の柳葉敏郎が16日、愛知県名古屋市のミッドランドスクエアシネマで行われた大ヒット御礼舞台あいさつに出席。同作を鑑賞した娘が、むせび泣きながら電話してきたというエピソードを告白した。この日は、共演の前山くうが・こうが、本広克行監督、亀山千広プロデューサーも来場した。

 連続ドラマ「踊る大捜査線」(1997)シリーズから始まった「踊るプロジェクト」が、今年12年ぶりに再始動。『室井慎次 敗れざる者』に続く『室井慎次 生き続ける者』では、故郷・秋田県で穏やかに暮らしていた室井の周囲で起きた、殺人事件のてん末が描かれる。

 柳葉は、「自分では27年間付き合った男ですので、皆さんにその気持ちが伝わってくれればと思います」とあいさつ。愛知在住のくうがは「実は先週先行上映で、ここミッドランドスクエアシネマで2回観ました。同じ場所で皆さんと会うことができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と続くと、こうがも「僕たちの地元で柳葉さん、本広監督、亀山プロデューサーと一緒に舞台挨拶ができて、すっごく嬉しいです」とにっこり。劇場内から「かわいい~!」という声が溢れ、“父親”である柳葉も思わず「いい子に育ったな~」と目を細めて二人を見つめていた。

 「柳葉と室井が重なるところはどこか?」と問われた柳葉は、「良く言うと信念を持っている、悪く言うと自分勝手なところでしょうか。室井は自分の思っていることに向かってひたすら突っ走っていく。ただ、そこには彼なりの正義がある。本作は今までの室井の環境が変わったとしても自分のゴールに向かって歩んでいる。そういった点が自分と重なる部分では」と分析する。

 亀山プロデューサーは「柳葉敏郎の信念と室井慎次の信念は重なっていると思います。だから柳葉敏郎が面倒くさいんだと思います、室井慎次を演じてくれと言っても断られ、1年以上かかりました。絶対自分が納得しないとやらない。もう少し室井は融通が利く人だと思うんですけど(笑)」と本作出演に至るまでの経緯を含め、柳葉と室井の重なる点を明かした。

 舞台あいさつではティーチインも実施。通常はスタッフが観客へマイクを届けるが、この日は、柳葉自身がマイクを持って客席を走り、観客に直接マイクを渡し、質問を受けるという斬新なスタイル。劇場内から「キャー!」と歓声があがる中、飛び出した質問は柳葉宛てはなく、くうが・こうがへの質問だと判明。柳葉は「俺へではないのか!」とガッカリし、会場は爆笑の渦に包まれた。

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