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「光る君へ」まひろと周明が再会する市場、何が売られている?見れば見るほど沼る美術の裏側

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月24日 20時55分

 文房具屋にはすずりやハンコ、水入れなどがあり、一部は動物がモチーフになっているなど見れば見るほど細かい。枝茂川は「まひろが近寄って覗きそうな店ということで文房具を置くことにしました。すずりに関しては為時邸の為時の居室にも亀のすずりが置かれていましたが、あれも中国からきた設定です」といい、「文房具がまひろゾーンとすれば“周明ゾーン”として設けたのが薬屋(漢方薬)です」と話す。

 品物はすべて宋から輸入されたものという設定になっており、枝茂川は「大宰府の発掘調査では青磁、白磁も出土されていますので、そういったものも取り入れています。平安時代の吊香炉は屋根裏から吊るすタイプが多いのですが、中国ではスタンドに吊るすタイプもありそれが売られています。こういったものを日常で使うのは上級、中級貴族ぐらいです」と語る。

 さらに、商品の展示にもこだわりが。お店の人が商品を運ぶために入れた収納箱をテーブルに見立てて、商品を並べているなど、一瞬の隙もない小道具の使い方や創意工夫のこだわりに美術チームの情熱、誇りを感じた。(取材・文:編集部 石井百合子)

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