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「東京コミコン」来日セレブ側から「出たい」の声も 副実行委員長・杉山すぴ豊が明かす現在地と課題

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月30日 8時3分

 ポップカルチャーの祭典として、2016年から千葉・幕張メッセで開催されている「東京コミックコンベンション」(以降、東京コミコン)。2023年からは、インテックス大阪を会場とする「大阪コミックコンベンション」(以降、大阪コミコン)が実施されるなど、日本でも“コミコン”文化が浸透してきている。大阪と通算して10回目となる「東京コミコン2024」の開催が迫る中、副実行委員長兼トータルプレゼンテーターを務めるアメキャラ系ライターの杉山すぴ豊がインタビューに応じ、東京コミコンの現在地、歴代開催を振り返って見えた課題、今後の展望について語った。

 東京コミコンの始まりは、長きにわたりマーベル・コミックスの編集長を務め、“ポップ・カルチャーの父”として愛された故スタン・リーと、“テクノロジーの王”と称されるAppleの共同創業者スティーブ・ウォズニアックとの出会いがきっかけ。ウォズニアックは、最新のテクノロジーと最高のポップ・カルチャーを融合させたコミコンを、彼の住むシリコンバレーで開催し、グローバルな祭典として盛り上げたいと考えていたが、「それならば日本を巻き込まなければならない」と東京を会場に選んだ。2016年の第1回以来、海外の有名俳優や著名アーティストを来日セレブとして招き入れ、豊富なステージイベント、映画で実際に使用されたプロップ(小道具)の展示、セレブとの撮影&サイン会、コスプレイヤー同士が交流する機会などを提供し続けている。

来日セレブはいつ頃から調整している?

 東京コミコンは、毎年11月下旬から12月上旬の開催が定着している。そもそも、なぜ冬開催となったのか? 杉山は「12月は比較的ハリウッドで(映画やドラマの)撮影が少ないと言われていて、俳優たちが稼働しやすいんです」とその経緯を明かす。「真夏だと映画が絶賛撮影中であることが多く、さらに、夏はサンディエゴ・コミコン、秋はニューヨーク・コミコンとバッティングしてしまいます。そういったことが、12月開催の理由として挙げられます」

 毎年目玉となるのは、来日する豪華な海外セレブたちだ。これまで、ジェレミー・レナー、トム・ヒドルストン、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、ユアン・マクレガー、ノーマン・リーダスといった名だたる俳優陣が参加してきた。「東京コミコン2024」でも、ジュード・ロウ、マッツ・ミケルセン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイソン・モモアらの来日が予定されている。

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