田中圭&深澤辰哉、地獄のタクシー…「わたしの宝物」修羅場の連鎖に悲鳴やまず
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月29日 0時26分
28日に放送された松本若菜主演のフジテレビ木曜劇場「わたしの宝物」(毎週木曜22時~22時54分)第7話は、美羽(松本)の“托卵”を巡る悲劇の連鎖となり、美羽の夫・宏樹(田中圭)が皮肉にも自身にとってかたきである冬月(Snow Man・深澤辰哉)とタクシーに同乗する場面に戦慄の声が相次いだ。
7話は、宏樹が娘・栞の父親が自分ではないことを知り、美羽と別居してからの展開。家を追われ栞と離れ離れになりすべてを失った美羽が「今のわたしは何をしたらいいの……?」と放心状態となるなか、美羽の窮地を悟りながら何もできないことに葛藤する冬月、その冬月に過去の“罪”を告白する莉紗(さとうほなみ)、死を間近にしながら娘を気遣う美羽の母(多岐川裕美)、美羽、宏樹、冬月と接触しては引っ掻き回す真琴(恒松祐里)など、複数の人々の想いが絡み合い、さらなる地獄に突き進んでいった。
なかでも注目を浴びたのが、宏樹と冬月が仕事の打ち合わせののちタクシーに乗り合わせる場面。このとき、宏樹はまだ冬月が栞の父親であることを知らず、冬月は宏樹が美羽の夫であることは知りながら、栞の実の父親が自身であることは知らない状況。宏樹が熱を出した栞のために帰宅を急ぐもタクシーがつかまらず困っていたところ、先にタクシーに乗っていた冬月が現れ同乗を促した。宏樹は窮地を救ってくれた冬月に「冬月さん、優しいですね……」といい、今の自分には身に染みるとしみじみ。子供を一人で面倒を見ておりいっぱいいっぱいであることを打ち明け、かつて冬月が開いたフリーマーケットの記憶を語り出した。
そのフリーマーケットは、美羽が宏樹のモラハラに苦しんでいたころ、冬月に誘われて参加し、久々に安らいだひとときだった。宏樹は、そんな妻の姿をこっそり見ていたといい、「自分の前では見せないような笑顔」を見せていた美羽にショックを受け、声もかけずに帰ったという。「あのときもっと妻に優しくできていたら。自分にも冬月さんのような優しさがあれば…」と悔やむ宏樹に冬月は複雑な表情を浮かべながら、彼の左手薬指に指輪がないことに気づいた様子。美羽が冬月との連絡を絶って以来、冬月は美羽の状況を知るすべがないため「冬月くん、どこまで察しただろう」と彼の胸中を慮る声も多くあった。
まさか冬月が美羽の浮気相手とは思わない宏樹は、冬月の思いやりに触れ、まだ知り合って間もない彼にすっかり心を開いている様子だったが、冬月からするといたたまれず、SNSではこの複雑なシチュエーションに「気まずい…」「車内が地獄すぎる」「宏樹が本当の父親を知る瞬間が怖い」と戦々恐々とする声が続々。
さらにはそのとき偶然、冬月が街を放心状態で歩く美羽の姿を目撃。かたや宏樹は鞄の中を探っていて気づかなかった。冬月は美羽と宏樹が複雑な状況にあることを察しているからなのか、宏樹に美羽とすれ違ったことを話さずにいたが美羽のことは心配でたまらない様子で、美羽との関係を暗示するかのようなシーンに「冬月は気づくのに宏樹は気づかないんだ」「美羽がつらいとき、気づくのは冬月くんなんだね」とざわついていた。
よりによって延々と苦しい状況が続く回にマスター(北村一輝)が姿を現さず、SNSはマスターへのSOSの嵐。そして終盤、冬月への想いを吹っ切ったかに思われた莉紗、そして美羽との関係にある決意を下した宏樹の、さらなる修羅場を予感させる言動に悲鳴が。美羽、宏樹、冬月のハッピーエンドは絶望的とみる声が多く、物語がどのように着地するのかが全く見えないという声が回を重ねるごとに増している。(石川友里恵)
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