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『スパイダーマン』監督、スター・ウォーズ新作に込めた80年代ジュブナイル映画の精神 大切にした「子供たちの視点」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月2日 8時15分

 3日からスタートする『スター・ウォーズ』の新作ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」を手掛けたジョン・ワッツ監督と脚本家のクリストファー・フォードが、銀河を舞台に描かれる、子供たちの大冒険に込めた思いと、ミステリアスな大人を演じるジュード・ロウについて語った。

 『スパイダーマン:ホームカミング』を手掛けたワッツ監督とクリストファーが再タッグを組んだ本作の舞台は、ダース・ベイダー亡き帝国崩壊後の銀河。“ジェダイ”の存在がおとぎ話となった世界に生きる4人の少年少女たちが、持ち主不明の宇宙船で旅立ち、偶然出会った神秘の力を操る謎の男や、新たなドロイドと乗組員チーム「スケルトン・クルー」を結成、危険なクリーチャーや宇宙海賊が待ち受ける銀河で大冒険を繰り広げる。

 子供たちの未知なる冒険を描くストーリーが、『グーニーズ』『エクスプロラーズ』といった、1980年代を代表するジュブナイル映画のテイストを思い起こさせる本作。「子供のころ、『エクスプロラーズ』が大好きでした」というワッツ監督は「僕たちは、10歳の子供たちの視点から。彼ら4人の目を通して『スター・ウォーズ』を見てみたかったんです。どの作品も、子供に真面目に向き合い、彼らの視点から物語を語っている素晴らしい映画でした。僕たちは、その精神を『スター・ウォーズ』に取り入れたかったんです」と明かす。

 「『エクスプロラーズ』の子供たちが(宇宙に飛び立ったあと)行き着く場所に失望していました。彼らの旅は『スター・ウォーズ』で終わってほしかった。そして今、僕らがここ(『スケルトン・クルー』)にたどり着いたというわけです(笑)」

 物語の主人公は、ウィム(ラビ・カボット=コニャーズ)、ニール(ロバート・ティモシー・スミス)、KB(キリアナ・クラッター)、そしてファーン(ライアン・キーラ・アームストロング)という4人の子供たち。彼らを演じるキャストもまた、作品と同様に“普通”の少年少女だった立場から、『スター・ウォーズ』という壮大な冒険に旅立つ。

 トム・ホランドをスパイダーマン=ピーター・パーカーとして大ブレイクに導いたワッツ監督は、4人と出会うまでの過程を「永遠な感じでした。何百人という子供たちと会いました」と振り返る。「(キャスティング・ディレクターの)サラ・フィンは、マーベル映画のキャスティングも担当していて、僕のすべての『スパイダーマン』映画もやってくれたんです。本当に素晴らしい人で、数多くの素晴らしい子供たちを見出してくれました」

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