「光る君へ」で朝ドラ「スカーレット」“父子”再び!
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月1日 21時2分
吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の1日放送・第46回ではまひろ(紫式部/吉高)が大宰府で思わぬ人々と再会するエピソードが描かれ、なかでも宋の見習い医師・周明(松下洸平)と、武者・双寿丸(伊藤健太郎)の朝ドラ「スカーレット」以来の顔合わせに歓喜の声で沸いた(※一部ネタバレあり)。
第46回「刀伊の入寇」では、念願の旅に出たまひろが亡き夫・宣孝(佐々木蔵之介)が働いていた大宰府に到着。そこでかつて越前で別れた周明と20年ぶりに再会し、苦い別れからの空白の日々について語り合う。やがてまひろは亡き友・さわ(野村麻純)が暮らした松浦に向かおうとするが、その矢先に国を揺るがす有事が起こる。
~以下、第46回のネタバレを含みます~
前回ラストで約5か月ぶりに再登場を果たし、視聴者を大いに沸かせた松下洸平。まひろと市で再会した彼は、かつてまひろを裏切り命を奪おうとしたことを謝罪し、まひろと別れてから対馬に戻ったこと、大宰府で通詞をしていたこと、目の名医に出会い再び薬師を目指していることを打ち明けた。まひろが偶然再会したのは周明だけでなく、周明の案内で政庁に向かう途中、武者稽古に励む双寿丸に遭遇。彼は、大宰権帥として赴任した藤原隆家(竜星涼)に仕える平為賢(神尾佑)に伴いこの地にやってきたが、いまだ手柄をたてられていないという。
親し気なまひろと双寿丸に、周明は「知り合いだったのか」と驚いていたが、この場面での松下と伊藤の顔合わせにSNSでは「この並び…」「八郎と武志の再会」「武志と八郎が並んでる」とにぎわった。まひろは双寿丸を「娘の“いい人”」と紹介し、双寿丸は否定しつつも照れ臭そうにしていた。
二人は、松下が俳優としてブレイクするきっかけにもなった2019年放送の連続テレビ小説「スカーレット」で父子役で共演。松下が主人公・喜美子(戸田恵梨香)の夫である陶芸家の八郎に、伊藤はその息子・武志役に。武志は若くしてこの世を去る悲劇的な役どころだった。
約5年ぶりの再会となった「光る君へ」では共にオリジナルキャラクターにふんし、人気を博した二人。本作にはチーフ演出の中島由貴、制作統括の内田ゆき、音楽の冬野ユミ、キャストの本田大輔(源俊賢役)ら「スカーレット」組が名を連ねており、制作統括の内田は伊藤との再会について「『アシガール』『スカーレット』の頃はまだ20代前半だったと思うんですけど、久しぶりにお会いしたら成長されていて、松下さんもびっくりしていました。『スカーレット』の時、松下さん(演じる八郎)が伊藤さん(演じる武志)の父親役だったんですけど、松下さんが“武志がめっちゃ大人になってる!”と(笑)」とシネマトゥデイのインタビューで語っていた。
終盤では異国の賊たちの襲来に船越津の人々が逃げ惑うなか、周明が突然の悲劇に見舞われる事態となり、その安否が注目を浴びている。(石川友里恵)
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