「海に眠るダイヤモンド」鉄平の告白に反響「本当に自然」神木＆杉咲の“名シーン”に称賛の声【ネタバレあり】

　神木隆之介が一人二役で主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」（TBS系・毎週日曜よる9時～）の第6話「希望の種」が1日に放送。主人公の鉄平（神木）が、朝子（杉咲花）に思いを告げるシーンが描かれ、視聴者からもX（旧Twitter）から反響が寄せられた。（ネタバレ注意。以下、第6話の内容に触れています）

　「海に眠るダイヤモンド」は、1950年代の石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平（神木）と、現代の東京のホスト・玲央（神木／一人二役）という、違う時代に生きる主人公を描く。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場。

　第6話の舞台となったのは、東京オリンピックを翌年に控えた1963年の端島。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。年始も大忙しの銀座食堂の看板娘・朝子は、家族からしつこく結婚を促されることに困り果て、百合子（土屋太鳳）のリードで“ストライキ”を決行する。

　その後、炭鉱住宅に屋上庭園を作るため、園芸部での活動に熱を上げる朝子。2人の距離が確実に近づくなか、幼なじみの賢将（清水尋也）も、百合子に指輪を贈りプロポーズ。島の高台で二人の結婚式が行われ、進平（斎藤工）とリナ（池田エライザ）の間には息子が誕生するなど、島が幸せに包まれた。

　結婚式の後、朝子と片付けをしていた鉄平は「あのさ、俺……朝子が好きだ」と告白。「いや、急に……結婚とか。朝子の気持ちももちろんあるし。俺はその……気が長い。朝子と一緒に、いつまでも、いつも一緒に端島にいるし、だから、ゆっくり長い目で見てほしい」という鉄平の言葉に、朝子は何度もうなづく。

　はにかみながらも、真剣に気持ちを伝える鉄平の告白に、視聴者もXで「ウワーーーー告白」「きちゃああああああ」など大興奮。神木と杉咲の演技にも「鉄平の告白シーン2人とも自然すぎてドラマって事忘れてた」「本当に自然でドラマじゃなくて素のワンシーンを観ているみたいでとても素敵だった」「近年稀にみる名シーンだな」など絶賛の声が。さらに朝子は、屋上庭園に植えたかったというコスモスの種を「私、お婿さんになる人とコスモス植えたいけん、持っておいて」と鉄平に手渡して間接的にプロポーズ。「朝子のプロポーズおしゃれね」などの声もあがった。

　その一方、現代パートでは、本当の名前が“朝子”だと判明したいづみ（宮本信子）が、かつての仲間たちが写る端島の写真を玲央から見せられるも、その中に鉄平が「いない」と返答。「私も知らないの。彼が、鉄平がどうなったのか……」といういづみのつぶやきと共に、鉄平の日記のなかに「1964年8月16日」「坑内火災」という文字が映し出される不穏なラストで6話は幕を閉じている。（西村重人）