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田中圭、最後の『ドクターX』は「サブに徹した」完結編でも貫いた森本先生らしさ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月7日 7時10分

 「カッコいい方しかいないので、自分もそうありたいなと思いました」という田中。諸先輩方との具体的なエピソードとして「これは全員ですが……」と切り出し、「みなさん、本当にたわいもない話しかしないんです」と笑う。「ドラマシリーズのときに、手術シーンの合間、遠藤憲一さん(海老名敬役)がお気に入りの現場バッグの話を熱弁しているんです。新しくこれに変えたんだとかって。それをほかのみなさんが微笑ましく見てる。なんだろうこの穏やかな時間(笑)と思ったのが、すごく印象に残っています」

 「みなさん、緊張感があるところと、そうでないところを熟知していらっしゃいます。力を抜いたほうがいいところがあるという意味の、背中の押され方をしています。僕も抜くところは抜いてしまうので(笑)。ただ、いまの若手たちは真面目でまっすぐでテストから本気を出すタイプが多くて、それは別に悪いことではないけれど、そういうやり方だけではないよ、いろんなやり方を見ないとね、と思います」と後輩思いの発言も。「『ドクターX』で大先輩方から僕が学んだ面白い意志を、ほかの現場で後輩たちに伝えていけたらなと思っています」

 米倉については「すごく素敵な女優さんです」とにっこり。「このシリーズの前にも共演させていただいていましたが、『ドクターX』がはじまるタイミングでミュージカル『シカゴ』を見に行かせていただきました。たった1人の日本人キャストとして堂々と光を放っていたあの姿と、そのドキュメンタリーを見て、すごい努力をして、悔しい思いもして、でも絶対にめげなかったんだろうなと思いました。強いところも弱いところもあって魅力的で、改めてカッコいいなと思いました。現場では常に引っ張ってくださり、米倉さんだからここまでの作品になったんだというのは、すごく感じています」

 今作の魅力は「やっぱり面白いキャラクターと勧善懲悪のわかりやすさだと思います。脇を固めるキャストのみなさんは巧みで、スカッとします。それは、観ていて楽しいよねと思います」ときっぱり。「今回、森本先生は1人で大門先生の故郷である呉に行っていて、大門先生のエピソードゼロを深掘りするナビゲーター的な役割です。もう思い残すことはございません」とすっきりした顔を見せる田中。「でも、まだ終わった実感はあまりなく、また呼んでもらえるのではないかという気持ちもあります」と笑った。(取材・文:早川あゆみ)

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