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阿部サダヲ、芦田愛菜の成長に「大人になったでしょ?」マルモ以来の父娘役共演「頼もしかったです」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月4日 21時5分

 芦田愛菜と阿部サダヲが4日、都内で行われた映画『はたらく細胞』プレミアカーペットイベント&プレミア舞台あいさつに出席、テレビドラマ「マルモのおきて」以来となった共演の感想を述べた。イベントには芦田、阿部のほか、佐藤健、永野芽郁、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase、武内英樹監督も出席した。

 本作は、清水茜の同名コミックと清水監修のスピンオフ「はたらく細胞BLACK」を原作に、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の武内監督が、個性豊かな細胞たちの活躍と共に、シリーズ初となる“人間の世界”を映像で表現した作品。阿部は、ジャンクフード・酒・たばこが大好きな、不摂生にもほどがある父親・漆崎茂を、芦田は茂の娘で、母を早くに亡くして二人暮らしをしている健康で真面目な高校生・日胡を演じる。

 ドラマ「マルモのおきて」以来、約10年ぶりの共演となった芦田と阿部。イベントでは阿部にエスコートされながら笑顔でファンの前でサインなどに応じる芦田と、それを笑顔で見つめる阿部。トークコーナーで芦田が「久しぶりにお芝居をご一緒させていただき、すごく安心感がありました。親子の絆をお芝居で引き出していただきました」と阿部へ感謝。

 そんな芦田の言葉を照れくさそうに聞いていた阿部は「大人になったでしょ」とファンに成長ぶりをアピールすると「一緒にお芝居をしていて頼もしかったです。僕らは人間パートだったのですが丁寧に描いていただき、楽しく撮影をさせていただきました」と撮影を振り返っていた。

 イベントではほのぼのとした雰囲気の阿部と芦田だったが、「意外とシリアスなシーンが多かったんです」と芦田が映画の印象を述べると、阿部は「今回は本当に血のつながった親子だったんです」と「マルモのおきて」では、疑似親子だったことを引き合いに出し、会場を笑わせていた。

 レッドカーペット後の舞台あいさつで芦田は「原作にはない人間パートだったので、どう受け取ってもらえるのだろう……と不安な気持ちもあったんです。でもわたしが人間を演じることで、観ている方が自分に置き換えてもらえるのかな」と前向きに撮影に臨んだことを明かす。

 さらに芦田は、自身の演じる日胡が想いを寄せる憧れの先輩・武田新を演じた加藤清史郎に「ずっと爽やかな先輩でした」と賛辞を送ると、加藤は「愛菜ちゃんの憧れの先輩の役だったのですが、同時期に別の作品(『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』)にも入っていて、愛菜ちゃんをいじめ倒す役だったので、日によって関係性を変えるのが難しかったです」と感想を述べていた。(磯部正和)

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