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山田孝之、セリフがほとんど「ク」 短編アニメ「パンの赤ちゃん」でクロワッサンの赤ちゃん役

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月4日 4時0分

 CHOCOLATE Inc.企画・制作のオリジナル短編アニメーション「パンの赤ちゃん」(12月6日配信)の追加声優キャスト5名が発表され、俳優の山田孝之がクロワッサンの赤ちゃんを担当することが明らかになった。同作は街の小さなパン屋さんを舞台に、パンの生地=パンの赤ちゃんたちが泥棒に立ち向かう様子を描いたストーリーで、あわせてセリフのほとんどが「ク」だというクロワッサンの赤ちゃんの声も収められた予告編、山田のアフレコを映したメイキング映像も公開された。

 本作ではこれまで、主人公のクリームパンの赤ちゃんと、店主役の花澤香菜をはじめ、仲間のクリームパンの赤ちゃんたちに小倉唯、上村祐翔、大空直美らパン好きの声優が決定している。新たに発表されたのは、そんなクリームパンの赤ちゃんと共に泥棒に立ち向かう仲間たち。ドーナツの赤ちゃんをお笑いカルテット・ぼる塾の田辺智加、フランスパンの赤ちゃんをスリーピースロックバンド・ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくや、クロワッサンの赤ちゃんを俳優・山田孝之、猫をピン芸人のコウメ太夫、泥棒をCMディレクター・映画監督の岩崎裕介が担当する。監督は、本作が初監督作品となる市川晴華。

 好きなパンは「フォカッチャ」だという山田は、出演を決めた理由やアフレコについて「“クロワッサンの赤ちゃん”役のお話をいただいて、一瞬「なんだこれ」と思いました。ただ、内容を見ると、クロワッサンなのに何故か猫に憧れている役ということで。僕も猫が好きで猫に憧れているようなところがあるので、「あ、やりたい」と思いました。アフレコはとても楽しかったです。普段は体全部で表現をすることが多いので、音だけっていうのが結構難しかったのですが、この子(クロワッサン)が感情表現してくれているので、この子に乗っかるだけって感じでした。何回も観れる作品だと思います。フッと一瞬、息抜きをしたいときに楽しんで観てください」とコメントしている。

 パンの赤ちゃんたちは「リ」や「ミ」など短い言葉で感情表現や意思の疎通をはかる設定で、山田演じるクロワッサンの赤ちゃんを象徴するセリフは「ク」。メイキング映像では、山田が「難しい…」「違った」など苦戦しながら、疑問形、決意、端的な表現など、監督から飛び出すさまざまな「ク」の要望に向き合う様子が映し出され、「いまの『ク』めちゃくちゃよかったです!」(監督)、「はい……(?)」(山田)といったユニークなやりとりも見られる。

 予告編では、登場キャラクター全員の声を公開。パンの赤ちゃんたちが目を覚ますシーンから始まり、泥棒に怯えるクリームパンの赤ちゃん、顔を3つ並べたドーナツの赤ちゃんな、店の外をじっと見つめるクロワッサンの赤ちゃん、その先ですやすやと眠る猫などが登場する。

 作品本編は12月6日にYouTubeと作品公式Xで公開予定。(石川友里恵)

あらすじ

ここは、街の小さなパン屋。ある夜、店主のリクはいつものようにパンをこね、生地を寝かせ、仕事を終えて立ち去る。ガチャガチャ……突如店内に、不穏な音が響き渡る。泥棒が忍び込み、レジをピッキングしている音だった。冷蔵庫で寝ていたクリームパンの生地たち。その音に思わず目を覚まして、「ウワァァン」と、泣き出してしまう。その声が、泥棒に見つかってしまい……危機一髪!? 果たして「パンの赤ちゃん」たちは、この危機を乗り切ることができるのか……?

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