永野芽郁主演のテレ東開局60周年SPドラマ、1月10日アマプラで配信 共演に芳根京子、萩原利久、江口のりこ、稲垣吾郎

　テレビ東京開局60周年を記念して制作される永野芽郁主演のスペシャルドラマ「晴れたらいいね」が2025年1月10日より Prime Video で配信されることが明らかになった。藤岡陽子の小説に基づき、永野演じる中堅看護師が1945年のフィリピンにタイムスリップし、野戦病院で陸軍看護婦として働く中で生きる活力を取り戻していくさまを描くストーリーで、共演に芳根京子、萩原利久、江口のりこ、稲垣吾郎らが名を連ねる。

　原作は、自身も看護師の経験がある藤岡の同名小説。令和6年夏。墨田区桜丘総合病院に勤務する中堅どころの看護師・高橋紗穂（永野芽郁）は、仕事はできるが覇気がなくテンションが低い。そんな紗穂はこの病院でかつて名誉婦長だった寝たきりの入院患者・雪野サエに、無力感や報われない状況など悩みを人知れず吐露していた。ところが次の瞬間、突然巨大地震が発生。紗穂はサエの上から何かが倒れてくるのをかばった拍子に意識を失ってしまう。目が覚めると紗穂はジャングルにいて、軍服を着た女性らはなぜか紗穂を“サエ”と呼ぶ。やがて紗穂は、助けてくれた藤原美津（芳根京子）、菅野富貴子（江口のりこ）、佐治誠（稲垣吾郎）が、怪我を負った紗穂が運び込まれた野戦病院で働く看護婦や軍医であること、そして自分が若きサエの姿で戦時中の昭和20年（1945年）にタイムスリップしたことに気づく。

　脚本は、今年ドラマ「南くんが恋人!?」（テレビ朝日系）やNetflixシリーズ「さよならのつづき」などが放送・配信された岡田惠和。監督を、今年4月に放送されたスペシャルドラマ「GTOリバイバル」も話題を呼んだ深川栄洋が務める。劇中歌に、今年結成35年を迎えたバンド・DREAMS COME TRUE の代表作の一つであり、CD売り上げ68.5万枚を誇る楽曲「晴れたらいいね」が起用される。

　原作者・藤岡、脚本・岡田、キャストのコメントは下記の通り。（編集部・石井百合子）

テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」は、2025年1月10日0時より動画配信サービス「Prime Video」にて世界見放題独占配信

原作・藤岡陽子

　『晴れたらいいね』は現代の看護師が1944年（※ドラマでは1945年の時間設定に変更）のフィリピン・マニラにタイムスリップし、従軍看護婦として戦火を生き抜く物語です。荒唐無稽な設定ではありますが、原作は史実に基づいて執筆しました。今回、原作が映像化されると聞いたときは、資料でしか知らなかった従軍看護婦たちに会えるのだと思い、とても幸せな気持ちになりました。青春のまっただ中で戦争に直面した彼女たちを、俳優のみなさんがどのように演じてくださるのか。戦争という絶望の中にどのような光を灯してくださるのか。いまから楽しみにしています。