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吉高由里子、松下洸平と3年ぶり共演 「次はどんな役で一緒になるかなと話したりも」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月14日 13時50分

 吉高は、周明との再会、彼の死がまひろにもたらした影響について「周明は、まひろが自分が生きる意味、ここにいる意味を考えることに大きく影響を与えた存在」と語る。

 「まひろにとって、お母さん以外であんなに近距離で人が亡くなるなんて初めてだと思いますし、ようやく周明と歩み寄り、彼が心のよりどころになり、20年前とは違う関係性が生まれつつある中での出来事だったので、本当に衝撃的だったと思いますし、抜け殻になったと思います。まひろが過去に“生きてることは哀しいことばかり”と言っていましたが、彼の死によって、それでも生きる意味を考えさせられるというか、自分がここにいる意味といったことに大きく影響を与えた存在じゃないかなと。まひろが大宰府に行かなければ周明も死ななかったかもしれないのに……とも思いましたけど、撮影はとても楽しかったです。今までに見たことのない風景でしたので。戦う武者たち、彼らの恰好も。知らない街に来て、やっと何者でもない自分でいられる場所にワクワクしていたまひろが、どん底に叩き落とされるという数日間の撮影は、あっという間でした」

 周明は亡くなる前、まひろに「松浦に行って思いを果たしたら必ず大宰府に戻ってきてくれ。その時に話したいことがある」と告げていた。彼は一体何を話そうとしていたのか? 

 吉高は「まひろはきっと、ちょっと期待していた部分もあるんじゃないかなと思います。一緒にどこか遠くへ行こうみたいな。あの時のまひろだったら、本当についていったかもしれません。内裏で起きていたこと、感じていたこととかを全部捨て去りたい気持ちもあったと思うので、どこか知らない国に、遠くに行けるかもっていう気持ちもあったとは思うんですけど……」と想像を巡らせる。

 松下とは約3年ぶりの共演。TBSドラマ「最愛」では、吉高が殺人の容疑をかけられる実業家に、松下が初恋の相手で彼女を守り抜こうとする刑事にふんし、“梨央&大ちゃん”カップルが大いに人気を博した。

 吉高は「やっぱり大ちゃんとは全然違う役で、時代もそうですし、関係性もそうですし、フィクションって面白い、いろんな人間にさせてくれるお仕事って面白いなと」とガラリと異なる役柄での再共演を満喫した様子で、「“前世で梨央と大ちゃんが出会っていた!”って、3年も経ってもそうして観てくださる方がいるっていうのはすごく嬉しいことですし、洸平くんと会うと、その作品の話になったりもします。それでまた『光る君へ』で一緒になって、次はどんな役で一緒になるかなと話したりも。共演した方たちと再会できることはあるようであまりないことですし、洸平くんに限らず(柄本)佑くんしかり、とても心強いですし、安心します」と振り返っていた。(編集部・石井百合子)

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