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監督・小栗旬、主演俳優・藤森慎吾をイジり倒すも演技絶賛「藤森でよかった」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月15日 13時40分

 メジャーとインディーズの垣根を越えて映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season6』の公開記念舞台あいさつが15日、都内で行われ、劇中の一編『1/96』を監督した小栗旬がサプライズ登壇して会場を沸かせた。この日は主演の藤森慎吾ほか、伊藤主税プロデューサー、下京慶子プロデューサーも登壇した。

 『MIRRORLIAR FILMS』は2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする短編映画制作プロジェクト。Season1~5では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した42本の短編映画が劇場公開された。『1/96』はサラリーマンで2児の父である成田(藤森)が日常へのストレスから現実逃避をする一夜を描くストーリー。

 小栗は、藤森のQ&Aトークの最中にサプライズで登場。小栗の登壇を知らない藤森に、客席から「冒頭の演技が少し硬いのはなぜですか」とファンになりすまして質問を投げかけると、藤森も「あれ……? 小栗監督じゃないですか?」と驚き。小栗監督は登壇後も「藤森くん(撮影で)歩くのが下手くそで……」とジョークを飛ばし、藤森はタジタジ。さらに「途中から俺がやればよかったと思ってた」と畳み掛けると、これに藤森は「それは監督として絶対言っちゃダメ」と切り返して会場を爆笑させた。

 藤森は撮影時に独身だったといい、「不思議な気持ちです。撮影をした時は独身で、小栗監督から『子供がいる父親の役で、藤森くん想像がつかないかもしれないけどやってほしい』と言われたんです。まさか上映の時に、本当に父親になっているとは思わなかった。娘が生まれて1か月ですけど、すごく可愛くて。今のところ(主人公が子育てにストレスを抱える)この作品には共感できていません」とにっこり。

 また、藤森自身も過去に映画監督の経験があり、「チャラ男のロードムービーを撮ったんです」と紹介。「次に自分が次監督をやる時は、ぜひ小栗旬を主演で。断らせません」とも宣言し、これに小栗監督が「チャラ男の続編なら絶対出ません」と返して藤森を困らせる一幕もあった。

 小栗監督は最後に「友人が観てくれて、藤森さんのお芝居を見ていて面白かったって。あらためて(藤森で)よかったなって思います」と藤森の演技を絶賛。ポスタービジュルアルの藤森の横顔を見て「かっこいいと思った」とも話したほか、山田孝之が撮影中、現場で交通整理を手伝ってくれたエピソードなどもにこやかに紹介、藤森と漫才のようなトークで会場を盛り上げていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『MIRRORLIAR FILMS Season6』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国劇場で2週間限定上中

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