映画化はサプライズだった!もともとはテレビシリーズとして制作されていた『モアナと伝説の海2』
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月14日 20時20分
今年2月、映画『モアナと伝説の海2』が年内に劇場公開されるという発表は驚きと共に伝わった。なぜなら『モアナと伝説の海』(2016)の続編映画の制作が進んでいることはそれまで知られていなかったからだ。監督陣(デイブ・デリック・ジュニア、デイナ・ルドゥー・ミラー、ジェイソン・ハンド)がロサンゼルスのディズニー・アニメーション・スタジオでインタビューに応じ、もともとはテレビシリーズとして制作されていた本作が、そのポテンシャルゆえに劇場映画となった経緯を語った。
キャッチーな楽曲にあふれた前作はストリーミング時代にその人気を加速させ、昨年、Disney+における視聴時間の合計が10億時間を突破。アメリカで昨年最もストリーミング再生された映画となり、そのことが『モアナと伝説の海2』のテレビシリーズから劇場映画へのシフトをもたらしたと考えられている。実際、『モアナと伝説の海2』が劇場公開されるとディズニー・アニメーション映画史上歴代ナンバーワンとなるオープニング興行収入を上げ、世界興収は早くも6億ドル(約900億円)を突破している。今や“モアナ”はディズニーで最も人気のIPの一つに成長したといっても過言ではない。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)
今年10月の取材時に、「映画に関しては1年ちょっと取り組んでいる。テレビシリーズとしての期間も含めると3年ちょっとになる」と明かしたハンド監督。「この変更をするとなり、ストーリーを映画のフォーマットに合わせるのは大変な仕事だった。可能な限り楽しく、エンターテインメントなものにするために、ビジュアルも向上させたから」と映画化に総力をあげたと振り返る。
テレビシリーズとして制作する中で、本作のポテンシャルに気付いていったと語るのはミラー監督だ。「作っている途中で“このストーリーにはもっとずっと大きなスクリーンが必要だ”と気付いたの。とても楽しく、エキサイティングで、壮大だから。テレビではその良さを十分には発揮できないと思った」
本作で前作を超える遥かなる航海に出るモアナは、技能を持った村人たちをスカウトしてクルーにする。個性が光るモニ、ロト、ケレの3人のキャラクターは、テレビシリーズ制作中に発展していったという。
「テレビシリーズ制作中は、ほとんどワークショップみたいな感じで彼らのキャラクターを開発していったよ。そして本作を“映画”として作り始めて最も重要だったのは、彼らがそれぞれのやり方でモアナを成長させなければならないという点だった。彼女は、彼らにとって素晴らしいリーダーになることを学ぶ。クルーの交流は前作ではなかったことで、彼女にとって新しい挑戦だ」(ハンド監督)
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
『モアナ2』もともとは配信シリーズだった 映画化にあたり変化したポイントは?
クランクイン! / 2024年12月16日 7時30分
-
『モアナと伝説の海2』モアナとマウイが3年会っていなかった理由
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月14日 15時15分
-
『モアナと伝説の海2』聖地・ハワイでワールドプレミア開催、ドウェイン・ジョンソン「みんなの作品になっています!」
ORICON NEWS / 2024年11月23日 11時57分
-
『モアナと伝説の海2』では“マッドマックス風”ココナッツの海賊が仲間に!
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月22日 21時58分
-
ミッキー&ミニーも祝福!『モアナと伝説の海2』ハワイプレミアにドウェイン・ジョンソンら集結
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月22日 20時6分
ランキング
-
1「光る君へ」道長の男泣きは台本になかった チーフ演出が吉高&柄本、屈指の名シーン振り返る
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月16日 5時2分
-
2美しすぎる気象予報士・穂川果音 ミニスカ“10度の日コーデ”披露に「美脚」「永久保存しなければ」
スポニチアネックス / 2024年12月16日 8時17分
-
3中森明菜の私物出品に驚きの落札価格 サイン入り写真と使用済みジャケットが118万円、写真と使用済み帽子が161万円
zakzak by夕刊フジ / 2024年12月16日 6時30分
-
4今年の“女芸人No.1決定戦”に視聴者がゲンナリしたワケ。『THE W』に圧倒的に足りない“存在”は
女子SPA! / 2024年12月14日 15時46分
-
5トータス松本が告白 2024年に自分でも驚いた衝撃の事実とは「キャリア三十何年で初めてですよ」
スポニチアネックス / 2024年12月15日 19時12分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください