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「光る君へ」石山寺のキスシーン、道長がまひろの唇に触れる描写は台本になかった!吉高&柄本が裏側明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月15日 17時11分

 第27回では、とりわけまひろと道長のキスシーンが注目を浴びた。しばし話し込んだのち、一度は別れようとする二人だったが道長がおもむろに振り返り、互いに駆け寄ると思いがあふれるようにキスを交わす……というシーンだった。ここでは道長が指でまひろの唇に触れながらキスする流れだったが、柄本によると「唇を触る」描写は台本になかったといい、柄本は「触ってというのは台本にはなかったんです。演出の佐々木(善春)さんが「唇を触って思い出すんだよね」みたいな。佐々木さんは、ひょこひょこしながら大胆なことを言うずるい人(笑)」「会えない時間が愛をあふれさせるんじゃないですかねっていう。何言ってんだ俺は(笑)」と照れ臭そうに裏側に触れた。

 また「台本になかった」描写が追加されたシーンでは、まひろに「源氏物語」の着想が舞い降りる第31回「月の下で」も。道長がまひろの願いから帝のこれまでを話すシーンでは台本に道長のセリフが大幅に足されたといい、吉高いわく「それがとんでもなく長かった」とのこと。「良かった私じゃなくて!」という吉高に続いて、柄本は「とんでもない量なのさ。でもわーって言ったさ。それでオンエア観たさ。そしたら声ないさ! 音楽ベースになってやんの!」と思わぬオチを明かし、「(チーフ演出の)中島(由貴)さんは結構いろんな角度から撮られるんですよ。基本的に最初から最後までという方なので。それでくったくたになって出来上がったのが音楽だったらさ…滅多にないんですけどね、そういうこと思うの。「あそこ頑張ったんだよな…」ってたまに思い出す。“思い入れ”があるシーンです」とションボリ気味に振り返っていた。

 最後に、吉高は共に1年半を駆け抜けた柄本に「(存在が)大きかったよ本当に。苦しい時期も、みんながニコニコでやってられないスケジュールのときも佑くんが穏やかで和ませてくれる空気があったのでわたしもほっこりしながら現場にいられた。あとはお芝居ですよ。もう凄くて、わたし丸投げ。まひろになれていたのは道長が佑くんだったからかなって思ってます」と惜しみない賛辞を贈った。対して柄本も「ありがとう。まったく同じ言葉を返したい。単純に吉高さんとのお芝居が毎回楽しくて。ささいなことでも変わると大きく変わられる方なので。その反射する感じがとっても楽しくて。全然穏やかなままでしたね。とっても楽しかったです」と返し、吉高は「公開告白みたいなことをさせられて恥ずかしい(笑)」と照れ臭そうにしていた。(編集部・石井百合子)

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