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『室井慎次』本広監督、「踊る大捜査線」とのリンクを生み出す秘訣 演出の基本は「全員で考える」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月20日 7時10分

 「オイルも実際の会社のものではまずいので、プロデューサーの古郡(真也)の名前です(笑)。今回の助監督は彼の会社の子たちが多かったんです。僕ともバラエティー時代から一緒で、『踊る』も最初のころからやっていますから。助監督が優秀だと監督は助かりますね」と本広監督は語るが、その人が実力を発揮できる環境か否かは、上の者次第。室井の立場が思い出される。「言いやすい環境を作るのは、常に心がけています。助監督をみんな集めて、これはどう考えるか、監督になるつもりならもっといいアイデアを出さないとダメだよって、授業みたいにやっていました。考えるだけで映画ってこんなに変わるんだよ、ということは、実感させてあげたいなと思っています」

 本広監督は「踊る」シリーズの後、自身の監督作を録りつつ、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」やドラマ「さらば銃よ」など、いくつかの作品に総監督や監修という形で関わってきた。「自分で監督しなくても、総監督や監修という形でも十分いけると思いました。若い人が撮ったほうが、体力があるしめちゃめちゃ考えているから、いいんです。僕もアイデアを出したりはできるんで」と笑った。後進を育てることの大切さを、本広監督は以前から語っている。エンターテインメント界全体に目を向ければ、確かにそれは大事なことだろう。

 だが、そうは言っても、青島主人公の最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』が2026年に劇場公開される予定であることが、先日発表されたばかり。まだ全容は明かされておらず、そこに本広監督の名前がクレジットされるのかは不明だが、期待するなというほうが無理だろう。どんな展開になるか、楽しみに待とう。(取材・文:早川あゆみ)

『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』は全国公開中

『踊る大捜査線 N.E.W.』2026年全国公開

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