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横浜流星、「報知映画賞」3年連続受賞!阿部寛が激励「新たな魅力を見せてください」【第49回報知映画賞】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月16日 18時58分

 映画『正体』の主演を務めた俳優・横浜流星が16日、都内で行われた「第49回報知映画賞」の表彰式に出席。同作で主演男優賞を受賞した横浜は、映画製作までの経緯や3年連続となった受賞の喜びを語った。

 『正体』は染井為人の小説を原作に、変装と潜伏を繰り返しながら、日本中を巡る指名手配犯の343日間にわたる逃走劇を映し出すサスペンス。横浜は、日本各地を潜伏し逃走を続ける、5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木を熱演した。

 報知映画賞において、横浜は『流浪の月』での助演男優賞、『ヴィレッジ』での主演男優賞に次ぐ3年連続受賞。『正体』は主演男優賞のみならず、作品賞・邦画部門、助演女優賞(吉岡里帆)も受賞した。横浜は「素敵な賞をいただき、自分を選んでいただき感謝しています。ありがとうございます」と礼を述べ、「主演男優賞をいただけたことはもちろんですが、作品賞が受賞できたことがなによりもうれしいです」と感激する。

 続けて、「藤井(道人)監督とは約10年の付き合いで、最初は『正体』ではなく、監督が自分のためにオリジナルで作品を作ってくれていたんですが、自分たちの力不足で実現しなくて申し訳なく思っています」と本作に至るまでのエピソードも交えつつ、「でも、お互い力をつけたから『正体』という素敵な作品と出会い、吉岡さんはじめとした素敵な方々と出会い、共に妥協せず完成させられました」としみじみと語る。そして、「自分の中でも一つの集大成となった作品がたくさんの方々に届いていると感じています。幸せに思います。この賞を受章できたのは、ここにいる、そしてここにはいない『正体』に携わった皆さんの力なので感謝しています。これからも素敵な作品を届けられるよう、作品を背負い、役を生きることを大切に精進していきます」と力を込めた。

 花束は、日曜劇場「DCU」で共演し、プライベートでも交流のある阿部寛から贈呈された。阿部は「こんなにも役に対しての情熱と研究心を持っているのか…と、(彼の)存在を研究したいと思いました。この子は今に映像界をしょって立つ人間になると思いました」と出会った頃を振り返る。さらに、「彼の魅力は誰に対しても変わらないこと。それが流星が信頼される魅力」と称賛し、「さらなる高みを目指して、新たな魅力を見せてください」とエールを送った。

 報知新聞社が制定する報知映画賞は、国内映画賞レースの先陣を切って発表される賞。1976年に創設され、今年で49回目を迎える。(錦怜那)

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