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マーベル・スタジオ幹部が退社発表 『ブラックパンサー』など14年間にわたりプロデュース

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月18日 11時14分

 マーベル・スタジオ幹部で、『ブラックパンサー』などの人気作品をプロデュースしてきたネイト・ムーアが、同スタジオを退社することが明らかになった。スタジオCEOのケヴィン・ファイギらが、海外メディア宛に声明を発表した。

 ネイトは2010年からマーベル・スタジオに加わり、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『エターナルズ』など、14年間にわたって人気作品を製作してきた。中でも、製作総指揮を務めた『ブラックパンサー』はアメコミ映画初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を達成するなど、世界中で社会現象を巻き起こした。2022年には、続編の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』もプロデュースしている。

 発表によると、ネイトは自身がプロデュースした『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年2月14日日米同時公開)が控えているため、2025年3月まではスタジオに残る予定とのこと。また、マーベル・スタジオが企画している『ブラックパンサー』第3弾には、独立後も製作として携わる。

 ネイトは「私がプロデュース業で知っていることは、ほぼ全てマーベル・スタジオで学んだことです」と感謝し、「映画製作とストーリーテリングを愛する人たち、マーベルの同僚、キャスト、スタッフと一緒に仕事ができて幸せでした。『ブラックパンサー3』を含むあらゆるジャンルの劇場用映画で、私の経験と情熱を活かすことができるのは、とても嬉しいことです」とコメント。

 また、ファイギ社長と共同社長のルイス・デスポジートは「ネイトは素晴らしい幹部であり同僚で、我々マーベル・スタジオにとって素晴らしい友人です。2010年から、チームの中心メンバーとして活躍してくれました。彼がもたらした影響は、私たちのストーリーテリングに反映され続けることでしょう」とネイトの功績を讃え、「彼が去ることはとても寂しいですが、『ブラックパンサー』次回作で彼と新たな形で仕事ができること、彼の今後の仕事を楽しみにしています」とエールを送った。(編集部・倉本拓弥)

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