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「海に眠るダイヤモンド」池田エライザ、歌唱シーンは脚本家・野木亜紀子からの「挑戦状だと思っていました」母の存在に感謝

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月18日 17時1分

 日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系・毎週日曜よる9時~)で主演を務める神木隆之介、百合子役の土屋太鳳、リナ役の池田エライザ、そして脚本家・野木亜紀子による対談動画がTBS公式YouTubeチャンネルで公開。そのなかから、野木、土屋、池田が作品の裏側やキャラクターへの思い、撮影現場のエピソードを語り合う鼎談からの抜粋が公開された。

「海に眠るダイヤモンド」は、石炭産業で躍進した1955年からの長崎県・端島と、2018年の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場となり、神木が端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平と、現代の東京のホスト・玲央という、異なる時代に生きる主人公を一人二役で演じる。いよいよ物語が終盤に突入、22日に最終回が2時間スペシャルで放送される。

役を生きた時間の終わりに訪れる寂しさ、キャストと脚本家が語る制作の余韻

土屋:撮影中、私たちは役を生きているので、クランクアップが近づいてくるにつれて寂しい気持ちが芽生えてきています。野木さんはゼロから手掛けてきた脚本が手から離れる時、寂しさを感じますか?

野木:それはすごくありますね。最終回を書いていると、「もうこの人たちは書けないんだ」…みたいな。

土屋:ここまで書くのにたくさん取材や調べものをされると思うのですが、これだけ時間を掛けたんだから3ヶ月で終わらずにずっと続いてほしいと思いませんか?(笑)

野木:でも、これ以上書くのも疲れちゃいますからね(笑)。脱稿しても、みんながキラキラ演じてくれるからうれしい限りです。第4話のお供え物をみんなで分け合うシーンは特に眩しかった!  進兄(進平:斎藤工)に瓜を渡されたときのリナがめちゃくちゃかわいくて。あのシーンは演じていてどうでしたか?

池田:とても幸せな時間でした…! あのシーンは進兄もかわいかったんですよ。想像以上にはにかんでて、リナも、おやおや?って(笑)。リナが端島に馴染んできたころでもあり、演じていて楽しかったです。

「このセリフ、この仕草が好き!」脚本家が明かすキャラクター別の名演技

野木:第2話で、百合子の前でジャズを歌うリナがものすごく上手でした!  あれをアカペラでサラッと歌うなんて…!

池田:あれは野木さんから私への挑戦状だと思っていました。端島音頭についても、最初の打ち合わせで、野木さんと塚原監督に「任せる」と言われたのを覚えています。その点は、シンガーである母の存在に感謝しました。小さいころから実際のジャズクラブで歌う姿を見て育ってきたことで、自分の中に表現の引き出しがあったんです。

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