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木村拓哉、「グランメゾン東京」スペシャルでコロナ禍取り上げた思い「飲食を描く上で中途半端にやってはいけない」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月22日 6時59分

 木村拓哉が21日、TOHOシネマズ新宿で行われた完全オリジナルSPドラマ「グランメゾン東京」先行上映会に、鈴木京香、オク・テギョン、正門良規、玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子、中村アン、北村一輝、及川光博、沢村一樹、塚原あゆ子監督と共に登壇。コロナ禍を描いた新作ドラマに込めた熱い思いを語った。

 映画『グランメゾン・パリ』に先駆けて、映画公開日の前日となる12月29日に放送される「グランメゾン東京」スペシャルは、木村演じるパリに行ったはずの型破りなシェフ・尾花夏樹が日本に舞い戻り、かつて早見倫子(鈴木京香)と共に立ち上げたフレンチレストラン「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後のストーリーが描かれる。

 木村は「三つ星を獲ったことで、物語は一度句読点の丸をつけて終わらせてもらったのですが、その後コロナ禍になり、倫子さんがどう踏ん張ったのか」と見どころを明かすと、「フィクションとはいえ、飲食を描く上で、中途半端にやってはいけないなという思いを、監督やスタッフさんと話をしました」と強い思いで作品に臨んだという。

 スペシャルドラマには、この日登壇した北村が「グランメゾン東京」と資本提携している大手企業傘下の「NEXマネジメント」代表取締役・明石壮介として、窪田正孝が、パリに行ったはずだが、連絡が途絶えていた尾花と倫子が再会を果たすフランス料理レストラン「メイユール京都」のシェフ・湯浅利久として出演する。

 木村は「このドラマは映画の前菜となっています」と切り出すと、「このドラマを観ていただいて、『グランメゾン・パリ』を受け取っていただくと、一番いいコースとなります」と料理に例えて表現。「北村さん、窪田正孝くんが、ものすごく素敵なエッセンスを加えてくださっています」と新キャストへの期待をあおった。

 「グランメゾン東京」を任された倫子役の鈴木は、「5年前に楽しい時間、そしてわたしにとってかけがえのない時間を過ごさせていただいたドラマが、スペシャルドラマとなったことも嬉しかったのですが、さらに映画になってとても感動しています」と喜び、「本当に夢のような撮影でした」としみじみ。

 この日、鈴木がつけていた装飾品は、撮影に使われたパリ・ヴァンドーム広場のフランス高級ブランド・ブシュロンから提供され、なんと1億円もするのだという。鈴木は値段を初めて知らされたようで「急に緊張してきました」と語ると、「値段ではないというものの、こんな素晴らしいものをつけさせていただき登壇できたことがありがたいです」と笑顔を見せていた。(磯部正和)

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