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「海に眠るダイヤモンド」新井P、最終話「端島の人々の人生を見届けて」神木発案“告白シーン”秘話も明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月21日 15時0分

 神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系・毎週日曜よる9時~)を手掛ける新井順子プロデューサーが、22日に控える最終回スペシャルに向けた思いを語った。

 「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に描く、70年にわたる愛と友情、家族の物語。「アンナチュラル」「MIU404」『ラストマイル』の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子が、端島生まれの炭鉱会社職員・鉄平(神木)と、現代の東京のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。

 端島に生きる若者たちの青春と激動の人生が、現代に生きる玲央の人生をも変えていく本作。最終回を間近に控えた新井プロデューサーは「たくさんの元島民の方々や、東京にいらっしゃる方々、そして撮影にご協力いただいた方々のお話を元にして、(端島で起きた)実際の出来事も取り入れながら過去と現代をリンクさせるという、高度な構成への挑戦でした。視聴者の皆さんも『次はどこに連れて行かれるんだろう』と感じながら観ていただいたのではないでしょうか」と振り返る。

 放送中、SNSを中心とした視聴者からの反響も見てきた新井プロデューサー。そのなかでも特に大きな反響を呼んだのが、第6話で描かれた鉄平と朝子の告白シーンだった。「鉄平と朝子の告白シーンはすごい評判をいただきました。ドラマに入っていない俳優さんからも『どうやったらあんなふう撮れるんですか?』と聞かれることもあったくらい。本当に思わぬ反響でした」

 「6話は、他の回と比べてすごく平和なんです。それまで台風が来たり、労働闘争が起きたり、戦争がテーマだったりと波乱が多かった中で、この回だけが唯一、ずっと平和なので、逆に『ほっこりしすぎ』と言われないか心配していました。でも、意外なほどの反響があり、“6話が最終回でいいんじゃないか”みたいな意見もすごくいただきました。(坑内火災が起きる)7話は嫌な予感しかしないということで(笑)」

 アドリブのように自然な二人の反応は、神木の提案をきっかけに生まれたものだったという。「神木さんは、“恋愛リアリティーショーのようにしたい”とずっと言っていました。観ている人が『頑張れ!』って応援したくなるような感じにしたいと。塚原監督も、遠くから望遠で二人を狙うように指示されて、本当にナチュラルな状態で撮影していました。後で現場にいなかった人たちに『こんなシーン撮ったんだよ!』って興奮して見せたりするくらい手応えを感じていました。放送では短くなっていますが、実際はもっとセリフの溜めや間があったんです。5分ぐらい長回しをしていたので、いつか全部お見せしたいですね」

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