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「海に眠るダイヤモンド」笑顔と涙のクランクアップ…キャストコメント【全文】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月23日 10時0分

 22日に最終話が放送された、TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」のクランクアップの様子と主要キャストのコメントが公開された。また、主演の神木隆之介と宮本信子が、端島に上陸して挑んだ撮影の様子も明かされた。(ネタバレ注意。一部最終話までの内容に触れています)

 「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。日曜劇場初主演となった神木は、端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と、現代の東京のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を演じた。

 物語の主な舞台となった端島は、岩礁の周りを埋め立てて造られた海底炭鉱の島。日本で初めて高層鉄筋コンクリートのアパートが建てられ、最盛期には約5,300人が住み、世界一の人口密度を誇るほど賑わっていたが、現在は閉山から50年が経ち、老朽化が進んでいる。ドラマでは、全国各地で約5か月間にわたって撮影を行い、大がかりなセットとVFX技術を駆使して、今はもう見られない在りし日の端島を再現した。

 最終回で、玲央といづみ(宮本)が実際に端島を訪れるシーンでは、長崎市の協力により、特別に立ち入り禁止区域での撮影が実現。端島に上陸しての撮影後、神木は「うまく言葉にできないほど圧倒されて、グッと胸を締め付けられました。胸が苦しくなったと同時に、人のいた思いや雰囲気を感じ、力強い島だと思いました」とコメント。宮本も「島が生き生きとしていた時代をあらゆるところに感じました。みんな生活していたはずなのに、今は誰もいないというギャップが胸に来ました」と感慨深げに語った。

 そんな本作がオールアップを迎えたのは、ドラマの象徴ともいえる端島銀座のセット。斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、中嶋朋子、國村隼、土屋太鳳、沢村一樹らがそれぞれ笑顔で撮影を終えるなか、思わず感極まるキャストも。その様子を見守るスタッフたちの目にも涙が光る、愛があふれるオールアップとなった。

 主要キャストが続々とクランクアップするなか、最後に残った神木は、宮本に見守られながらクランクアップ。スタッフから「鉄平・玲央役神木隆之介さん、クランクアップです!」の声にガッツポーズで応え、塚原あゆ子監督から花束を受けとると「見てくださった方々の記憶に、そして歴史に残る名作だと思っています」と笑顔。「今まで自分が感じたことのない芝居をしている感覚があり、役を生き抜くことができたと思います」と約5か月間にわたる撮影を振り返り、最後は宮本による一本締めで、キャスト・スタッフ一同が万感の思いで撮影を終えた。

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