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寺尾聰、16年ぶり主演!松坂桃李と父子役でYouTube再生6,000万回の実話を映画化、5月公開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月27日 7時0分

 『タイヨウのうた』『ちはやふる』シリーズなど、数々の感動作を世に送り出してきた 小泉徳宏監督が、寺尾聰と松坂桃李を主演に迎えた映画『父と僕の終わらない歌』が、2025年5月23日に公開されることが決定した。

 本作は、2016年、YouTubeに投稿された1本の動画が再生回数6,000万回以上を記録。80歳にしてCDデビューを果たし、イギリス最高齢の新人歌手となった実話をもとに、舞台を日本に置き換え映画化。横須賀に生きる父と息子が、アルツハイマーの父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を再び叶えようとするまでの感動の物語を描く。

 音楽とユーモアをこよなく愛し、生まれ育った横須賀で楽器店を営む父・間宮哲太(まみや・てった)を演じるのは、77歳になった今も俳優・ミュージシャンとして第一線に立ち続ける寺尾。『さまよう刃』以来、16年ぶりとなる映画主演を務める本作について、「俳優と歌手人生が初めて交わる作品で、こんなにも素晴らしい人たちと出会えたことに感謝」と想いを明かした。

 一方、そんな父を支え続ける息子の間宮雄太(まみや・ゆうた)を演じ、共に主演を果たす松坂は、「今回、寺尾さんの息子を演じられたことは、僕の中では本当に誇りです」とコメントを寄せた。

 そのほか、哲太の妻で、雄太の母・間宮律子(まみや・りつこ)役に松坂慶子、間宮家を取り巻く横須賀の人々に、佐藤栞里、副島淳、大島美幸(森三中)、三宅裕司、石倉三郎、さらには、齋藤飛鳥、佐藤浩市ら、人気と実力とユーモアを兼ね備えた錚々たる俳優陣が、本作の脚本に惚れ込み集結した。

 併せて、特報映像も公開。特報では、「大好きな歌を歌う時だけ、いつもの父さんが戻ってくるー」という言葉とともに、カーステレオから流れる音楽に合わせ楽しそうに歌う父。その様子を撮影し、SNSで世界中に拡散されていく模様が映し出される。横須賀の愉快な仲間たちと共に、幸せな家族の様子が描かれていくが、突如としてアルツハイマー型認知症の説明文が。息子・雄太が涙する姿、そして「スマイル、サン。ジャストスマイル。」という哲太の言葉で締めくくられている。

 さらに、須賀の海辺を背景に、「父」と「息子」が満面の笑みで寄り添うポスタービジュアルも公開。ビジュアルの持つ温かさと優しさと相まり胸に迫る“記憶をなくしても、愛は残るー”という力強いコピーと共に、父と息子、2人が起こす奇跡と、愛と、希望を感じさせる1枚となっている。(高橋理久)

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