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ジェイソン・ステイサム主演『ビーキーパー』音響監督、ゆりやんの配役は「完璧」洋画吹替の魅力と難しさ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月3日 14時2分

 「今はテレビでも劇場版として制作されたものを放送することが増えました。先ほどのリップシンクのこともありますし、字幕との整合性を取る必要もあるんでしょう。『原音にないことは入れない』『原音と違うセリフにしない』ことが増えましたね」

 また、テレビ放送では、ベテラン声優同士の共演も楽しみのひとつだ。高橋監督も 「クリント・イーストウッドの『スペース カウボーイ』を日本テレビでやった時なんか、もう、レジェンド級の声優を総動員しました。イーストウッドやトミー・リー・ジョーンズといった大物俳優たちが出演する作品だったので、それに見合う声優陣を揃えたんです。山田康雄さんはもう亡くなられていたので、イーストウッドに野沢那智さんをお呼びして、菅生隆之さん、広川太一郎さん、青野武さんにお願いして。本当に50年前のスタジオのような面子(笑)。和やかな雰囲気で進行して、本当に楽しい現場でした」と当時を振り返る。

ゲスト声優に期待!

 一方、昨今は芸能界からゲスト声優が起用されることも多い。声優ではなくても声がマッチするゲストについて、高橋監督は「たぶん、人の芝居に合わせることに対する拒否反応がない方なんでしょう。経験のある方でも、それが難しいという方はいるんです。中には、芸が荒れると拒否反応を示す方までいます」と語る。

 「すごく真摯に向き合ってくださる方もいます。オファーを受けた直後から、吹替台本になる前の段階から台本を読み込んでセリフも全部覚えて、移動中もずっとDVDを観て研究されて。収録では台本がいらない状態にしてきた。セリフもいっさいかまないので、その方のために2日分のスケジュールを取ってたんですが、1日もせず終わったこともありました」

 『ビーキーパー』では、Netflixシリーズ「極悪女王」の演技が絶賛された、ゆりやんレトリィバァが、ステイサム演じるクレイの後任ビーキーパー・アニセットの声を担当。メタリックなピンクコートに身を包み、クレイを襲撃する戦闘狂というキャラクターで、高橋監督は 「ああいうワンシーンの助っ人的なポイントでゆりやんさんが登場するというのは、個人的にすごく楽しみです。『極悪女王』も面白かったですし、あのノリでやってくれたら最高。メインの役だともっと大変な部分があったかもしれませんが、僕にとっても希望通りの、ぴったりな役をアテていただきます。ゆりやんさんならきっと完璧にやり遂げてくれると思います」(アフレコ収録前に取材)と期待をかける。(編集部・入倉功一)

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