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2024年興収1位は『名探偵コナン』上位2作品が100億円超え【邦画興収年間ベストテン】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月31日 7時2分

 人気シリーズ第4弾『キングダム 大将軍の帰還』は、80億3,000万円で3位にランクイン。7月12日に初日を迎えた同作は、初日3日間で動員106万5,000人、興収16億2,900万円を記録。夏興行をけん引した同作は、国内動員ランキングでは2週連続でナンバーワンを記録。10週連続でベストテン圏内にランクインした。第1作(最終興収57億3000億円)、第2作(最終興収51億6000万円)、第3作(最終興収56億円)と安定した強さを見せてきた同シリーズだが、第4作にしてシリーズ最高の80億円超えを達成している。

 配給会社別に見ると、東宝が8本で相変わらずの強さを見せつけ(『キングダム 大将軍の帰還』はソニー・ピクチャーズとの共同配給)、同社の年間興収も、歴代最高となる910億円~920億円をたたき出す見込み。その他、松竹が2本という結果となった(『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』はバンダイナムコフィルムワークスとの共同配給)。興収40億円以上は9本、興収50億円以上は7本となった。

 また5位の『ラストマイル』は興収50億円を突破するなど、原作のないオリジナル脚本の実写映画としては見事な大ヒット。さらに7位の『変な家』、8位の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』といった、若者層を中心にヒットを記録した作品がランクインしていることも特筆される。(取材・文:壬生智裕)

【2024年邦画作品別興収 上位10本】(最終興収の数字は一部推定)

1:『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』158億円
2:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』116億4,000万円
3:『キングダム 大将軍の帰還』80億3,000万円
4:『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』63億2,000万円
5:『ラストマイル』59億1,000万円
6:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』53億6,000万円
7:『変な家』50億7,000万円
8:『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』45億4,000万円
9:『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』43億1,000万円
10:『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』36億円

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