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2024年洋画、異例の結果に!1位は『インサイド・ヘッド2』アニメがトップ3独占【洋画興収年間ベストテン】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月31日 12時3分

 2024年洋画興行収入の上位10作品が文化通信社より発表され、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド』の続編『インサイド・ヘッド2』が興行収入53億円を記録し、本年度トップを獲得。今年は、上位3作品が全てアニメーションという異例の結果となった。(集計期間は2023年冬~2024年冬、文中の数字は一部推定)

 8月1日に初日を迎えた『インサイド・ヘッド2』は、初週こそ8億円超えスタートの『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』に後塵(こうじん)を拝し、国内動員ランキングで2位スタートだったが、初日からの4日間累計成績は動員57万人、興収7億円を突破。だがその後もほぼ落ちのない興行を成績をキープし、翌週に1位を奪還すると、2週連続で首位。9週連続でベストテン入りを果たした。

 イルミネーション製作の人気アニメ最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』は2位にランクイン。7月19日に初日を迎えた同作は、初日から3日間の成績が動員51万人、興収6億8,100万円。国内動員ランキングでは初週2位デビューとなったが、翌週も勢いは衰えずに首位を奪還。最終的に8週連続のベストテン入りとなった。

 ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年記念作品として公開されたアニメーション映画『ウィッシュ』は、3位にランクイン。2023年12月15日に日本公開された同作は、初日から3日間で動員43万4,000人、興収6億1,200万円を記録し、国内動員ランキングで1位初登場。8週連続でベストテンに入った。

 配給会社別に見ると、ウォルト・ディズニー・ジャパンが3本(『インサイド・ヘッド2』『ウィッシュ』『デッドプール&ウルヴァリン』)。ワーナー・ブラザース映画も3本(『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』『マッドマックス:フュリオサ』)。東宝東和(『怪盗グルーのミニオン超変身』)、ビターズ・エンド(『オッペンハイマー』)、東宝(『ゴジラxコング 新たなる帝国』)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(『ヴェノム:ザ・ラストダンス』)がそれぞれ1本ずつ。

 中でも日本での公開が危ぶまれていた『オッペンハイマー』を配給し、日本公開を実現させた独立系の映画会社ビターズ・エンドが注目だ。同社は近年、『パラサイト 半地下の家族』『ドライブ・マイ・カー』『PERFECT DAYS』など最終興収10億円を超えるヒット作を次々と手がけており、今後の動向にも注目が集まる。

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