大河にスマホ登場!前代未聞のシーンに驚きの声
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月5日 21時1分
5日に放送された横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の初回では冒頭にスマホが登場する場面があり、前代未聞の演出に驚きの声が上がった(※一部ネタバレあり)。
物語の舞台は江戸幕府誕生から約170年、十代・徳川家治(眞島秀和)の時代。初回は、明和9年に江戸を襲った火災「明和の大火」からスタート。その渦中での主人公・蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)と身寄りのない少年・唐丸(渡邉斗翔)との出会い、蔦重が貧困ゆえに死にゆく女郎たちを救うために立ち上がるさまが描かれた。
スマホが登場したのは「明和の大火」から一年後。九郎助稲荷(くろすけいなり)として語りを担当する綾瀬はるかが人の姿に化けて現れてからのこと。狐の石像が花魁の姿にドロンと変身したかと思うと、スマホを片手に吉原をナビゲート。吉原の周囲をめぐる「お歯黒どぶ」や吉原への唯一の出入り口である大門(おおもん)、そこに至るまでの五十間道(ごじっけんみち)などを紹介し、「日本橋からの所要時間は約1時間」などとマップを表示しながらわかりやすく説明。
綾瀬の花魁姿の美しさ、時折スキップを踏んだりする愛らしさに加え、時代劇にスマホというギャップにSNSでは「スマホ出てきたがwww」「なんでスマホ持ってんねんw」「スマホが出てくるとは」「スマホ使った解説が斬新だなぁ」「スマホ出てきて草」と驚きのリアクションが多く寄せられた。
初回は「大河べらぼう」「大河ドラマ」「綾瀬はるか」「吉原炎上」「田沼意次」「お稲荷さん」「朝顔姐さん」など複数の関連ワードがXのトレンドにランクイン。なお、初回サブタイトルの「ありがた山の寒がらす」とは蔦重が田沼意次(渡辺謙)に放った言葉。恩人である女郎の朝顔(愛希れいか)を亡くした蔦重は吉原を救うために意次に警動(岡場所や宿場など非合法の風俗への取り締まり)を願い出るも、国益を守るためには吉原のためだけに動くことはできないと訴えを退け、「吉原に客を呼ぶ工夫をしているのか?」という投げかけに蔦重が“覚醒”する展開で幕を閉じた。
脚本を手掛けるのは大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017)、NHKドラマ「大奥」シリーズ(2023)などの森下佳子。5日に綾瀬が本編に出演することが発表された際、九郎助稲荷がさまざまな姿で江戸の町に登場することが予告されており、今後いかなる姿に変身するのか注目される。(石川友里恵)
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