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Koki,出演『TOUCH/タッチ』監督が見たスター誕生の可能性「彼女には特別な何かがある」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月14日 7時32分

 映画『ビースト』『エベレスト 3D』などを手掛けたバルタザール・コルマウクル監督の最新作『TOUCH/タッチ』(1月24日公開)は、同名小説を基にしたアイスランド人男性と日本人女性のラブストーリーを、繊細に情感豊かに描いたドラマだ。ヒロインを演じるのは、これが長編映画2作目となる[Koki,。本作の製作の動機や撮影の裏話を、コルマウクル監督が単独インタビューで語った。

 認知症の初期だと診断された主人公・クリストファー(エギル・オラフソン)が、50年前にロンドンの日本食レストランで出会って恋に落ちた女性・ミコ(Koki,)を忘れられず、彼女を探す旅に出る本作。コロナ禍が始まったばかりの2020年と1969年を行き来しながら、ミコが突然彼の前から姿を消した理由が徐々に明かされていく。

 オーラフル・ヨーハン・オーラフソンの原作を読んだコルマウクル監督はすぐに映画化を熱望し、オーラフソンと共同で脚本を執筆した。「僕自身の愛との関係を反映させた、愛についてのロマンチックなストーリーを語りたかったんです。それは、人生を通して背負い続けるものですから。また、人の記憶が失われつつある時、それがどれほど重要なものになるか、ということもありました。僕たちには、自分の人生に区切りをつけ、安らぎを得たいという衝動があるんです」。

 Koki,は、ロンドンで父親が経営する日本食レストランで働く、ミコという女性を演じており、初々しく芯の強そうな雰囲気がピッタリだ。「キャスティング・ディレクターのヨーコ・ナラハシ(奈良橋陽子:年齢を重ねたミコを好演している)と一緒に多くの女優をオーディションしましたが、ミコ役を見つけられませんでした。たまたま、その半年ほど前にエージェントが送ってきたビデオで見たKoki,という女の子を思い出したんです。彼女には、興味をかき立てる何かがありました」とKoki,のキャスティングの経緯を語る。

 「彼女には無邪気さとタフさ、そして傷つきやすいところがあり、そういうところが大好きでした」とすぐに彼女に惹かれたと明かすコルマウクル監督。さらに「映画スターが誕生するかもしれません。Koki,は女優としてブレイクする可能性を大いに秘めていると思います」と続けた。

 若き日のクリストフ役には、コルマウクル監督の息子、パルミ・コルマウクルが抜擢されたが、彼もとても魅力的だ。「私の他の息子2人は良い俳優ですが、パルミは美術をやっていて、俳優にはならないと思っていました。でも、オーディションで彼を見て驚きました。本当に(Koki,との)相性が良かったんです」と振り返る。

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