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『エイリアン:ロムルス』レジェンド俳優の復活シーン、DVD&Blu-ray用に異例の修正「100%満足していなかった」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月11日 11時49分

 映画『エイリアン:ロムルス』を手がけたフェデ・アルバレス監督が、劇場公開時に観客を驚かせたレジェンド俳優の復活シーンを、ホームリリース(DVD&Blu-ray、デジタル配信)用に修正したとEmpireに明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)

 『エイリアン:ロムルス』は、巨匠リドリー・スコットが監督した『エイリアン』1作目(1979)のその後を描いたシリーズ最新作。生きる希望を求め、廃墟と化した宇宙ステーション“ロムルス”に足を踏み入れた6人の若者たちに、エイリアンの悪夢が襲いかかる。

 歴代『エイリアン』シリーズへのオマージュが随所に見られる本作。中でもファンを驚かせたのは、1作目でアンドロイド・アッシュを演じたイアン・ホルムさんの復活だ。『ロムルス』では、アッシュと同じ顔のアンドロイド「ルーク」として登場。イアンさんは2020年に亡くなっており、アルバレス監督は遺族の許可を得て、アニマトロニクスとCGIを組み合わた形で彼を復活させた。

 当時のファンが喜ぶサプライズとなった一方で、デジタル復活したイアンさんの見た目が「不気味すぎる」と賛否が分かれたことも事実。アルバレス監督は「ポストプロダクションで完璧に仕上げる時間が足りなかった」とEmpireで認めており、「私はいくつかのショットに100%満足していなかった。CG処理が目立っている部分があったからです。否定的な反応をした人々の気持ちもわかります」と語っている。

 劇場公開時の反省を受けて、アルバレス監督はホームリリース用に異例の修正を決意。20世紀スタジオを説得して、CG改良のための予算を確保し、イアンさんのビジュアルをアップデートした。アナログとデジタルの両方を再調整する必要があったそうで、「その結果、かなり良くなりました」とアルバレス監督は自信をのぞかせている。(編集部・倉本拓弥)

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