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坂口健太郎、天才棋士役で渡辺謙と初共演!映画『盤上の向日葵』10月公開決定

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月15日 7時0分

坂口、渡辺、熊澤監督のコメント全文は以下の通り。

坂口健太郎(上条桂介 役)

<作品について>
桂介役のお話をいただき、年齢を重ねて、自分の見え方が多少なりとも変わってきたんだなということをあらためて確信した作品です。
観てくださる方の苦しみや悩みだったり、想い、抱えているものに答えを出す作品というより、自分にしかできない選択を提示するような作品だと思っています。最初に台本を読んだときに感じたすごく密度の濃いものが、現場ではより色濃くなって、血と汗と涙といった熱量をとても感じました。目に見えなくても、何か目に見えそうなぐらいの熱気が充満してる、そんな瞬間に立ち会わせていただきました。

<初共演の渡辺謙さんについて>


現場でもコミュニケーションをたくさんとられ、常に自然体で、とても波長が合う、すごく気持ちの良い方でした。監督が作品の全体を見てくださる一方で、役としての全体の軸のようなものを謙さんが示してくださっていて、様々なものをまとめていくエネルギーをすごく感じました。 相手の役を考えた上で自分の芝居をする。現場でいろんな会話をして試しながら、桂介と東明という二つの役を、二つの関係性を一緒に作り上げていった感覚がありました。

渡辺謙(東明重慶 役)

<作品について>
ハードボイルドで、流血必至の作家、柚月裕子さんの今作「盤上の向日葵」。
将棋界を描きながら、深い業を背負った男の生き様に心奪われました。
将棋でしか生きられない切ない男達、その生き切る姿をご覧下さい。

<初共演の坂口健太郎さんについて>
坂口君は、真っ直ぐです。
彼の演じる桂介も様々な困難な生い立ちの中、懸命に真っ直ぐに生きていきます。
でも東明にあってしまい、将棋の奥深さと勝利への執念に目覚めます。
それは坂口君自身が悩み苦しむのに似ています。
おそらく、今作で彼の違う一面が見られる事でしょう。

熊澤尚人監督

<作品について>
原作を読んだのが 2017 年。高価な将棋の駒を死体と一緒に何故埋めたのか?その謎を解くミステリーですが、親子の葛藤と人間の業、人生の光と影を描いた重厚な人間ドラマとして大変面白く、映画化したいと直ぐに映画会社に持ち込みました。脚本を書き始めてから約 7 年。沢山のハードルがありましたが、粘り強く乗り越え、完成へと至りました。大まかに5つの時代が、宿命と因果で繋がる物語を映画にするのは大変難産でしたが、降りかかる苦しみの中、自らの意志で人生を選択していく男の物語であり、主人公のその心情を一番大切に紡ぎました。多くの人が共感できる作品を作り上げることができたのではないかと思っています。ぜひご期待ください!

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