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「相棒」プレシーズン時代の懐かし映像登場 25年前の若き特命係「まさかここで見られるとは」【ネタバレあり】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月16日 0時36分

 役所の亀山薫(以降、役所/羽野晶紀)が酒に弱いのにワインを持ち、鳥取が住まいといいながら山県のお守りを持っていた。右京は「だんだん」を出雲弁で「すみません」の意味だと語り掛けるが、実は「ありがとう」の意味で、知らなかった役所に不信を抱く。さらに、大学生はトイレでシャッター音を響かせており、こちらも怪しかった。

 突然鳴り響いた非常ベルに紛れて、32人の亀山薫が31人になっていた。右京はパッと見ただけで、いないのが役所だと気づく。過去、一目で電話番号やカードなどを覚えた驚異の観察眼と記憶力は健在で、「右京さんの特技がまた披露された」というつぶやきも。役所は偽の通報をしたり、凶器の瓶を捨てようとしたり、捜査を混乱させたあげく、「私が殺しました」と叫ぶ。だが、右京はそれを否定。役所は養子に出した息子の薫を探しており、それがシェフだと確信し、彼をかばおうと偽の証言をしていたのだ。パーティーに出されていた芋煮風のミネストローネは、シェフの実の母の思い出の味だった。

 食品産業部の代表が襲われたのは、石油貿易部の偽の名刺を持った何者かに間違われたからだった。なぜ偽の名刺を持っていたのか、「あの亀山くんが何か知ってるかもしれませんね」と確信的に言う右京に、「どの……かな?」と返す薫。右京は薫を少々あきれたように見るが、「『どの?』って、視聴者誰もが思ったよね~」と薫を擁護する声も挙がっていた。

 「あの亀山」は大学生だった。彼はトイレで、参加者から盗んだクレカ番号や保険証などを写真に取り、不正に使用しようとしていたのだ。彼にはクレカ窃盗の前科があった。

 割れた瓶からシェフの指紋が発見され、捜査一課からの疑いは濃くなるが、大学生の証言から、偽の名刺は営業が作ったものだとわかった。営業は、パーティー途中で外したポケットチーフで現場の指紋をふきとっており、それを捨てようとしたところを特命係にとめられた。営業の証言によると、代表の人生を味わってみたいと偽の名刺で女性をひっかけていたが、半グレの女に手を出し、その報復として間違って代表は襲われたのだ。警察に突き出すと問い詰められた営業は、代表を殺してしまったという。同じ名前なのに人生に差がついたと理不尽に怒りを表す営業を、「本当にみじめなのは、人を妬み、自分を卑下する、あなたの心ですよ」と右京はさとす。

 役所はシェフに「ごめんなさい」と語りかけ、親子の再会は果たされた。こてまり(森口瑤子)と薫の妻・美和子(鈴木砂羽)も喜びつつ、右京の同姓同名がいるのか、右京の名前の由来は何かと話が広がる。右京は「(名前の由来を)知りたいですか? それはですね……またいずれ」とはぐらかした。もちろん「気になる!」の声が多数あがっている。

 来週の右京は超久しぶりのパジャマ姿! やっかいな患者になるのか、はたまたフェイク入院か。楽しみに待とう。(文・早川あゆみ)

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