綾瀬はるか、日本語吹替版を自画自賛 ドリームワークス新作でロボット役
シネマトゥデイ 映画情報 / 2025年1月20日 20時57分
綾瀬はるかが20日、都内で行われたドリームワークス・アニメーションの30周年記念作品『野生の島のロズ』(2月7日公開)の日本語吹替版完成披露試写会にクリス・サンダース監督と登壇。英語版より日本語版を観て「一番泣いた」と明かし、クリス監督を笑わせた。この日は柄本佑、鈴木福、いとうまい子も来場した。
本作は、ピーター・ブラウンの童話「野生のロボット」シリーズを原作に、無人島に漂着した最新型ロボットのロズが、大自然の中で野生動物たちと共に生き抜こうとする姿を描くストーリー。第82回ゴールデングローブ賞ではアニメ映画賞など4部門にノミネートされ、2025年アカデミー賞の本命との呼び声も高い。『リロ&スティッチ』や『ヒックとドラゴン』シリーズなどで知られるクリス監督は「自分のキャリアの中で、ここまで皆さんにお観せできることが嬉しい作品はありません。どうぞ楽しんでください」とアピールした。
そんな本作で、ロボット・ロズの日本語版声優を務めた綾瀬は「今日、監督が来日されて、こうして皆さんと一緒にごあいさつすることができてとっても嬉しいです。とても心の温まる作品なので、最後まで楽しんで帰っていただけたらと思います」とあいさつ。
本作の感想を問われた綾瀬は「日本語だと集中して映像に見入れるので、最初に(英語版で)観たときに気づかなかった、チャッカリの小さな手やしっぽの動きや表情だったり(が鮮明に見ることができました)。他の動物のキャラクターもそうですが。なので……日本語版が一番泣きました」と素直に打ち明けて会場を笑いに包んだ。
アフレコにおいては「ロズはロボットで感情がなく、プログラミングされたことしかしゃべらないんですが、ひな鳥と出会い育てることで愛が芽生えて、感情が出てきて、母親のような気持ちになって、徐々にプログラミングされたことを超えた気持ちになっていくんです」と説明しつつ、「徐々に成長して進化していく姿をどのように演じていくかが難しい点でもあり、気をつけてやりました」と振り返った。
また、ロズは柄本が担当したキツネのチャッカリと対話することが多かったことから「チャッカリがものすごく感情豊かで(アフレコが)楽しそうだなと思っていました」と羨む綾瀬。柄本は「ロズさんは心が芽生えるまではロボロボ(ロボットロボット)しているんですが、心を得てからの(変化は)ご苦労されていたとありましたけど、観ていて(苦労は)微塵も感じず、とっても素敵でした」と称賛。綾瀬が「センキュー」と感謝すると、柄本は「ユーアウエルカム」と返し、会場の笑いを誘った。
クリス監督は「これ以上感服することもうれしいこともないくらいの演技を見せてもらいました。アフレコによってキャラクターに命と役者個人のスタイルも吹き込まれていくので、ここにいらっしゃる皆さんに何度ありがとうを言っても足りません」と、綾瀬たちだから生まれた日本語版キャラクターに大満足していた。(錦怜那)
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